昨日は,久々に本屋さんへ探索。仕事が無い当初は,朝起きて,まだ締め切りまでかなりある連載原稿を書いては直し,書いては直して,昼前に本屋へ行って,2~3冊購入し,昼から読むという生活を1年ほどやっていた。


この生活で,年間1,000冊くらいの本は読んでいたと思うが,今やその中でも本棚に残っているのは数冊しかない。


当時は,ビジネス書の出版ブームで,マーケティング,マネージメント,コーチング,リーダーシップなど,「こうすれば,こうなる」と言う本が山のように出版されていた。


今も,若干,そのような「ノウハウ本」はあるが,正直,昨日見た限りでは,当時よりもかなりノウハウ本が減っている印象だった。


当時,流行のニーズウォンツ分析で行くと,本屋に行く人は,「本が欲しいのではなく,知識が欲しい」となるし,「本が欲しいのではなく,小説で感動したい」というのもある。


つまり,「本が欲しい」という人は一部のコレクターで,ほとんどの人は,本によって頭や心を動かしたいと思っているのではないか。


仕事が無く本屋に通っていた時代と大きく違う点は,自分が「書き手」になったことだ。書き手になると,どんな本が売れているのか?どんな本が望まれているのか?など本当に気になる。


つまり,書き手にとっては,本が欲しいのではなく,どんな本が売れているのかのリサーチがウォンツとなる。


そんなことで,リーサーチを始めた三好貴之第2作目の新刊企画を立案していきたいと検討中。もちろん,まだ何も決まっていないし,そもそも出版も企画も頼まれてもいないけど。


これも昔読んだ本に書いていたこと。「出版したければ,頼まれる前に書いておけ」だ。確かに,頼まれて書くのはビジネス書だけで,小説もマンガも書いたものを出版社に持ち込むらしい。