ついに暦が変わり、8月となった。だからと言って、特に何かが大きく変わることもない。


昨日、いつも冬になるとみかんを送ってくれる和歌山でデイサービスをやっているOT社長へ、岡山の桃を送ったら、お礼の電話をいただいた。このようにおっさん同士で、果物を送り合う習慣を今後も継続していきたい。


このOT社長もそうだが、最近は、デイサービスに限らず、セラピストで起業している人が増えているのではないかと思う。ボクの先輩方では、訪問看護、デイサービスで起業し、その後、さまざまな事業展開をされている方が多い。


こんなボクも今から4年前に独立起業し、今月で5年目に突入する。すると、時々、同じ年くらいのセラピストから「起業した方が良いと思いますか」と質問を受ける。別にそれは、「自分が何をやりたいか」が重要で、起業するかどうかは、ゴールではなく、プロセスだと思っている。だから、「起業すること=良いこと」でもなく、逆に、病院や介護施設のセラピストとして一生勤めあげることも十分に価値のあることだ。


なので、自分は起業しているが、セラピストの起業については、推進派でも反対派でもない。それは、どちらが良いというワン・ベスト・ウェイな話ではなく、働き方の違いでしかないと思っている。


最近、セラピストの起業方法をみると、もちろん、訪問看護、デイサービスが多いが、その他にもセミナー講師業、コンサル業などのソフトコンテンツで起業する人もいるようだ。


このようなソフトコンテンツでの起業は、経費が安く、かつ粗利が高いため、起業するには向いていると思う。しかし、一方で、「自分=商品」なので、「お金を払ってでもあなたの考えを聞きたい」と思ってもらえるかどうかが重要だ。どんなに知識や技術があっても、お金を払って、買ってもらえないことには、やはり商売として成立せず、企業として継続しない。


コンサル業で独立した身としては、「自分=商品」として、企業を継続させていくためには、やはり自己研鑽は欠かせない。そんなことで、今日は、午後から大学院の試験があるので午前中はテスト勉強だ。


内容は、ミクロ経済学の、生産量決定、限界費用、損益分岐点など、公務員試験にも出る経済学のお勉強。まさか、起業して公務員試験の勉強するとは思っていなかった。