昨日は、朝からひたすら大学院のレポート作成。テーマは、組織形態について。


先日のリハ部門長向けセミナーでも喋ったが、組織構造や組織形態は、外部の環境要因によって、変化していく。


例えば、病院組織は、診療報酬制度が複雑ではなく、かつ患者も労働生産人口中心であれば、官僚制組織制度が効率的で、かつ職能別組織が合理的だった。


しかし、診療報酬制度が複雑化し、さらに高齢者医療へのシフト、医療技術の進歩、職種の増加などによって、「チーム医療体制」という、分権化が進んで、多職種協働の病棟配置によるマトリックス組織に変化している。


一方で、未だに「完全なる院長の鶴の一声経営」を100床以上の病院でやっていれば、おそらく、外部環境要因との適合が難しいかも。


これは、リハビリ部門も同じ、10人1部署でやっていた時代は技師長の集権性でいけたかもしれないが、30人病棟配置制では、「技師長の鶴の一声運営」は限界だろう。


写真は、先日、ごちそうになったお好み焼き。たまごがフワフワしてめちゃくちゃ美味かった。住宅街のなかにあるおばちゃん数人でやっているお好み焼き屋だが、こういう組織は、「完全なる店長の鶴の一声経営」で大丈夫だ。


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