昨日は、急性期病院にてリハ部門強化のコンサルティング。4月からスタートして1か月遅れだけど、中間総括。


単位数、収益ともにこの4月に増員した分がそのまま単位数、収益に反映され、データ上ではうまくいったといえる。もちろん、まだまだ改善点はあるが、、まず、収益性がうまくいくことが最低条件だ。


かつて、回復期リハ病棟もリハビリセラピストを急増させていたったが、ここで問題になったのが、収益性ではなく、内部マネジメントの問題だった。


ヤングセラピストが部門の過半数を占めて、リハビリの質が下がるのは仕方がないにしても、挨拶ができない、多職種とコミュニケーションとれない、家族としゃべれない、など医療人としてというより、社会人としてのモラル低下が起こったところもある。


実際、ボクがリハ部門長向けセミナーで参加者から聞く悩みは「利益が出ない」ではなく「どうマネジメントすればよいか」ばかりだ。


かつて、部門マネジメントは看護部の専売特許的な話だったが、実際に、看護部並みに増員したリハ部門では、同じようなマネジメント体制が必要で、看護部から学ぶことは非常に多い。


つまり、看護部は、どんなに少人数でもマネジメントにおける組織の規律を大切にするように、リハ部門でも同じだ。だから、人数が増えたからマネジメント体制を作るのではなく、少人数でも作っておかなければならないということだ。


最近、リーダーシップのセミナーでは、「組織成立の条件」として、「目的、目標の存在&意識的調整された複数の人間が存在する」という、とある定義を連呼している。


意識的に調整が、マネジメントということだ。


今日も体調に気遣いながら午前中だけ外部仕事。午後から在宅ワーク。今週は、ドクター&弊社スタッフから外部仕事の自粛命令が出ているため、これぐらいの仕事量。ふと、キャプテン翼の心臓が悪くハーフしか出られない三杉淳君を思い出した。