昨日は、午前中、ある会の研修資料を作成する。
テーマはリーダーシップだが、そのなかでも目標設定について深く切り込んでみようと思っている。組織の目標設定においては、目標は設定されていても形骸化しているケースが多々みられる。
その原因は、おそらく「目標が達成できないから」であったり、「そんなことよりも、目先のことで精一杯」というのがほとんどだと思う。
一方で、スタッフのクレームの多くは「上司が何を考えているのか分からない」や「うちの組織は何がしたいのか分からない」というのが多い。
ここで大きな矛盾を含んでいることになる。
「目標どころではない」と「組織の方向性を知りたい」という二律背反な現象だ。
これは、組織運営上の話であるが、我々の仕事も患者や利用者の目標設定に基づいて行われ、「そうは言うけど難しいよね」という、目標達成は難しいけど、方向性は重要だという二律背反を含むこととなる。
つまり、資料を作りながら、組織運営と、リハビリもしくはケアプロセスにおける目標管理しシステムは非常に近く、さらに問題も同じようなものであると確信し、研修をしてみるという超チャレンジグな内容となったかも。