8月27日の介護給付分科会で通所・訪問機能についての資料を読むと、通所の機能は「生活機能の維持・向上」に絞られてきた。そして、家族の負担軽減は、生活機能の維持・向上をしていれば、そのなかに包括されるため、今後は、「レスパイト機能のみの評価はありまへんで」と言っている様子。


では、生活機能の維持・向上のためには、どうすればよいかというと、生活機能の維持・向上ができるような「ケアプロセス」に変更しなければいけない。


例えば、一般もしくは、療養病棟が同じように生活機能の向上を目的とする回復期リハに機能変更したときに、うまく行った病棟は、ケアプロセスを「リハビリ仕様」に変えた。例えば、組織構造を職能別組織から病棟配置のチーム医療体制によるマトリックス組織や、病棟チームによる入院時評価、頻回なカンファレンス、ADLへの積極的介入などだ。


一方、うまく行かなった病棟は、旧来の組織構造である、職能別組織で、病棟は看護部中心で運営され、まさに「コメディカル」状態で、他の診療部門が必要に応じてやってくるパターンだ。


本日は、これから大阪の医療法人にて、まさにこの話を4時間展開する。


写真は、姫路駅新幹線ホームからデカデカと見える「揖保乃糸」の看板。


写真.JPG

西日本には、ソーメン文化がある。兵庫の揖保乃糸、香川の小豆島ソーメン、岡山の鴨方ソーメン、手延べソーメンなど。