昨日は、コンサルティング先の法人にて、介護福祉士さんたちに研修。


よく「自分たちは何をしたらよいか分からない」という介護スタッフが多いが、介護福祉士法には、


社会福祉士及び介護福祉士は、その担当する者が個人の尊厳を保持し、自立した日常生活を営むことができるよう、常にその者の立場に立つて、誠実にその業務を行わなければならない。


社会福祉士又は介護福祉士は、社会福祉及び介護を取り巻く環境の変化による業務の内容の変化に適応するため、相談援助又は介護等に関する知識及び技能の向上に努めなければならない。


と書いてある。介護福祉士は、比較的新しい職種のため、まだ医療機関のなかでは、専門職として、存在価値を見いだせていないところもある。


しかし、今から15年前の作業療法士も同じで、ボクが病院に就職した当初、PTはリハビリと呼ばれ、OTは作業と言われていた。また、今ほど、ADLや在宅復帰が目的化されていない事情もあり、PTが機能訓練して、OTも機能訓練するという、なんだか良く分からない状況であった。


しかし、自分たちの職域を模索し、主張し、OTはADLの専門家という地位をちょっとずつ築いていった。


介護福祉士も同様に、自立支援の専門家として、より自立した日常生活を営むことができるように業務を行うことが、存在価値を増していく方法だと研修では熱弁。


http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S62/S62HO030.html