おかげさまで、今年始めた2大プロジェクトの「単行本の出版」「リハビリテーション颯倉敷オープン」は、いずれも順調に行っている。


特にリハビリテーション颯倉敷は、他のリハビリテーション颯の見学やSV体験で、中身の良さは分かっていたが、それをどう行うかという、組織運営のかじ取りも重要だと感じている。。


リハビリテーション颯における自立支援介護モデルは、官僚制組織では機能しない。自立支援、しかも、利用者一人一人に合わせた自立支援の形を、スタッフ全員で「創造」することが必要だ。つまり、官僚制組織の垂直支配では、創造は難しく、指示待ちスタッフが出てしまう。これは誰が悪いのではなく、組織構造が環境要因にマッチしていない。


今回、採用している組織構造は、円卓型組織で、いわゆる丸い組織構造だ。自分は社長だが、社長という役割であるため、部下に指示を出すことはない。スタッフもイチイチ全部、上司に「ホウレンソウ」しない。そんな、組織構造が機能するかどうかは、すべて、スタッフ全員の「自立心」にかかっている。


なので、円卓型組織は、なんとなく楽しそうなイメージだが、その逆で、それぞれ責任が重く、自分で考え、自分で動くことが求められる。この2か月間で、ボクがスタッフに言い続けてきたことは、


「任すから、考えて」


の二言のみ。もちろん、出てきた答えを批評なんかしない。みんなで、考えて、出てきた意見は、すでに価値がある。


しかし、最初の1か月目は、自分もスタッフも官僚制組織にどっぷり浸かっていたために、社長は、指示を出せないイライラ感があり、スタッフは、指示が来ないイライラ感があった。


2か月目に入ると、徐々に温度が合いはじめ、ミーティングでも活発な意見交換が生まれ、スタッフは自分たちで考えて動くようになっている。徐々にチーム成熟度のレベル5に近づいている実感がある。


本日は、午後からリハビリテーション颯倉敷の月一ミーティング。また、みんなが「え~って」いうようなお題を提案する予定。