昨日は、岡山県の病院における通所リハのコンサルティング。2月から毎月3回行っているが、当初「利用者ができることは、利用者にやってもらってください」「楽しませよう、喜ばせようだけ考えてはダメです」と説明したときには、スタッフから明らかに反発的な意見が出ていた。


しかし、今、求められているケアの在り方、リハビリ的な視点を説明していった結果、徐々に、意識変革が起きているようだ。そのきっかけは、やはり、様々な業務改善により、利用者が「客体から主体へ」変わってきており、それをスタッフも感じ取っているからだ。


通所リハは介護保険上「利用者がより自立した生活ができるように」「理学療法、作業療法、その他必要なリハビリテーションを提供する」と書かれているにも関わず、その真意を理解せず、ただ利用者を「楽しませよう、喜ばせよう」というところに終始している通所リハは意外に多い。


利用者の利用目的は「リハビリ」であり、レクレーションや余暇活動は次の話。そもそも、レクレーションや余暇活動が目的ならば、ケアマネのケアプラン作成時点で、通所リハには来ていないはず。


当通所リハでもそうだったが、今までじっとしていた利用者に「一緒にリハビリやりませんか?」と声をかけるだけで動き出すケースをたくさん見てきている。


「その他リハビリテーションを」の部分を今後もスタッフとともに探求していきたい。