X大学病院ではクラス分類をしていません。

判定は陰性・疑陽性・陽性の3種類です。

 

A医師の口調からは、もしクラス分類されていたら、寄りのⅢbという印象を受けました。

 

 

現時点での診断は

過形成異型がプラスされた状態なので、

 

子宮内膜異型増殖症(仮)

 

昔の子宮体がん0期でございます。

 

(仮)となっているのは、確定診断には至らなかったから。

 

 

あくまでも、今回子宮内膜全面を搔爬し採取した細胞からは癌細胞が見つからなかっただけで、

 

取り切れなかった細胞や、実はその奥の筋層部分に隠れているかもしれない、とのことでした。

 

つまり、全部取って調べてみないとわからないってこと。

 

早速、手術のご提案をいただきました。

子宮全摘です。

 

 

子宮内膜異型増殖症にはふたつの有名なデータがあり、ひとつはそのまま放置していると子宮体がんへ移行する可能性があるというもの。

 

その確率は20〜37%

 

 

ふたつめはこちら。

 

子宮内膜異型増殖症と診断された患者の子宮を摘出し調べてみると、その17〜50%に癌が見つかるというもの。

 

 

上差しに書いたように、A医師が手術を提案した理由は、"将来、癌になる可能性があるから" ではなく、"癌がどこかに隠れている可能性があるから" でした。

 

現時点では癌ではない

現時点では見つかっていない

現時点で既に・・・

現時点での・・・

現時点で・・・

 

A医師から何度も繰り返された "現時点" という言葉。

 

X大学病院としては、私がこの最大50%の中に入りそうだと考えているのかもしれません。

 

 

右矢印子宮体がん組織診の結果③ へ続きます。