気候は暖かくなりましたが、この時期になると特に
肌のかゆみや肌荒れ(急な悪化)に悩んで来院される方がとても多くなります。
急に肌が荒れると、多くの方が
「化粧品が合わなかったのかな?」
「スキンケアを変えるべき?」
と考えがちですが、実は原因は別にあることが多いです。
その正体が「ミセモンジ(PM2.5)」です。
呼吸器に悪いことはよく知られていますが、
肌にも深刻な影響を与えることは見落とされがちです。
では、なぜPM2.5は私たちの肌をここまで苦しめるのでしょうか?
PM2.5は毛穴より小さい!?
PM10やPM2.5が怖い理由は、その「サイズ」です。
毛穴の奥まで“ハイパス”で侵入
- 粒子が非常に小さいため、通常のほこりとは違い、毛穴の奥まで簡単に入り込みます。
健康な肌でも安心できない
- 研究によると、正常な肌バリアであっても微細粉塵は毛穴の奥深くまで侵入することが確認されています。
- 特に、アトピー・糖尿病・加齢などでバリア機能が弱くなっている場合、微細粉塵は角質細胞を通過し、表皮内部にまで直接侵入します。
PM2.5は「酸化ストレス」と「活性酸素」を引き起こす
PM2.5は単なる土埃ではなく、硫酸塩・硝酸塩・重金属などの有害物質が混ざっていることが多いです。
抗酸化酵素の急激な減少
- 超微細粉塵にさらされた皮膚細胞は、自らを守る抗酸化酵素(SOD、CAT、GPxなど)の発現が、時間の経過とともに大きく減少します。
加速老化の原因に
- バリアが弱くなった隙に活性酸素(ROS)が増加し、
コラーゲンやエラスチンを分解して肌の弾力低下を引き起こします。 - これがいわゆる「加速老化」の原因です。
