20代前半で患者食の道に入った。
入院している方々のお食事がおわると、8人ぐらいで
一斉に250名分のお皿をあらい、30kgバケツにたまった残飯を2つ
カートにのせて外の小屋まで運んだ。
食事制限のない患者さまの献立づくりからスタート。
集団給食の献立は、家庭料理とはまた違う。
集団給食用のレシピ本はなかなかない。家庭用を買ってアレンジして、
調理師さんにお見せする。交渉術を学んだ最初の一歩 笑
机上の献立、数字も現場の方々に作っていただかないことには
形にならない。下から入り、たまには押してまた引いて。
作った献立がお食事になったときの感激はひとしおである。
減塩食、糖尿病食、脂質異常症食、腎臓病食、透析食と
歩をすすめた。制限がきびしくなる分、美味しさとの両立が
むずかしくなる。
そんなことないはずなのに、「いつも美味しいですよ」と
透析患者さまに笑顔で言っていただけたことは、自分の技術への
誇りではなく、制限ある食事・生活の中でそのお気遣いにありがたかった。
お相手の気持ちを大切にする、ゆずりあう、それぞれの技術や
お人柄をわかち合う、こんなことがベースにあって、
初めて数字へと変わり、一人では成しえない大きな喜びを
皆んなで味わえるのではないだろうか。
芸術的横浜の景色をみながらぼんやり考えてる
♪風に立つライオン
この偉大な自然の中で 病と向かい合えば
神様についてヒトについて 考えるものですね
やはり僕たちの国は 残念だけれど何か
大切なところで 道を間違えたようですね
診療所に集まる人々は病気だけれど
少なくとも心は 僕より健康なのですよ
辛くないと言えば嘘になるけど しあわせです🍀
🚗<皆んなの幸せは、きっとそこまで来ている