社会人になったら横浜でお仕事したい、30年前の想いは今も続いている。

港町横浜、海外に開かれた町としてあちらこちらに異国情緒あふれる

街並みがある。一つ一つの建物が洋風が多くておしゃれである。

きっと、お寺の多い和の(古い)街並みで育ち、近代的でおしゃれな

街並みに当時憧れたのだと思う。

 

ご縁があり、食品循環型の豚肉、はまぽーくのしゅうまいをいただき、

豚肉がぎっしり詰まって美味しいのみならず、誠実に作られておられることが、

すぐにわかった。

手づくりされているお料理もあり、手間がかかっている。

量産出来ないので、作り手の方々の人数や時間がかかる。

それでも守り続けたこだわりが、食感や味わいから伝わってくる。

 

行政が決める食への評価もあり、各病院、施設とも少ない人数で

お食事を作り、盛付けている。少しでも手間がかからないようにと、

それに合わせた食品づくりも大切なことである。

それと同時に、主菜だけでも手づくり感あるお料理づくりが大切ではと

上げていくことも必要ではないだろうか。

それが、正しくて丁寧な食、すなわち身体想いの食を守ることになると思う。

 

「手づくりは古い。」「 自己満足だよね。」と言う人もいる。

時間がかかっても、いつか伝わる正しいこと、愛情がある。

排泄機能が落ちた腎臓病の方にとって、食品添加物はお身体に負担がかかり、

進行を加速させる。

中華だし、砂糖、お酢、醤油、片栗粉をそれぞれに計量して作った

身体想いの酢豚を召し上がっていただいて、残された腎臓機能をいつまでも

大切にしていただきたいと願う。

 

どのように栄養成分調整すればお役立て出来るのか、

どのような手づくりレシピをお作りすれば、ご自分の腎臓で命を繋げることが

できるのかを真剣に考えることは、ベッドサイド訪問で透析患者の皆様が

多くのことを教えて下さったことへの感謝である。

 

学校給食の調理で使い残した食材をえさにして、かつ衛生的に

ゆったりとした環境で育てたはまぽーく。

だから食品循環型だ。甘みのあるこだわりぽーく、作り方、味わい共に胸に響くものがある。

 

 ▲ 港町らしくブルーのお洋服を着せられて。

   横浜だけではもったいない。