アメリカ合衆国の漢方薬事情:3
※ 画像の一部は借りものです。
桃仁(とうにん)
葛根(かっこん)
芍薬薬(しゃくやく)
牡蛎(ぼれい)
植物の葉・花・つぼみ・茎・枝・根、また菌類、
鉱物や昆虫など、長い経験の中で効きめがあると
された物質を、利用しやすく、保存や運搬にも
便利な形に加工したものを「生薬」といいます。
それを混合して使用する治療薬が漢方薬です。
漢方薬の特徴は生薬の複合効果にあるのです。
植物といっても、花や果実、種、根、茎、樹皮、
葉など、草木によって用いる部分が異なります。
例えば、桃の種を用いた「桃仁(とうにん)」や、
葛の根の部分を用いた「葛根(かっこん)」、
あの大きくきれいな花を咲かせる芍薬の根の部分を
用いた「芍薬(しゃくやく)」などがあります。
他にも、「茯苓(ぶくりょう):サルノコシカケ科の
マツホド」のように、キノコ類も生薬になっています。
植物性生薬以外では、鉱物では、硫酸カルシウムである
「石膏(せっこう)」などがあり、動物に由来するものと
しては「牡蛎(ぼれい)」というカキの貝がらなどが生薬と
して用いられています。
◆引用・参考
『フリー百科事典:ウィキペディア』
株式会社 ツムラ
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