専門クリニックだからこそのＩＰＬ治療の効果

こんにちは。コーディネーターのＭＯＭＯです。

かなり久々にブログを書かせていただきます

コロナの問題もあり、今まで当たり前と思っていたことが、当たり前にできない日々。辛いですよね。

仕事がら毎日マスクをしていますが、仕事外でもし続けることはとても疲れます。

しかも先日は30℃近くの日が続き汗だく💦

早く普段の日常が戻るよう皆で乗り切りたいですね。

さて、今回は、ニキビ跡の色素沈着治療のＩＰＬがどのような治療かを改めてお話をさせていただこうと思います。

ご相談にお越し頂く患者様の多くがまず言われるのが、『ニキビ跡の赤みが気になります』、『ニキビもあるけど治したいのはニキビ跡の赤みです』など。

ニキビよりもニキビ跡の赤みやクレーターなどの“見た目”をよくしたいというのが一番のご希望です。

気持ちは凄くわかりますし、自分もニキビがあった頃はニキビとニキビ跡の違いもわからずとにかく見た目をどうにかしたい一心でした

ただ、ここで気づいてほしいのことは、何故そのニキビ跡の赤みやクレーターができたのか。

そうです。そこにはもともとニキビがあり、炎症を繰り返したことや、強い炎症があった跡なので、まずはニキビができない状態へリセットすることが優先です。

そのため、ニキビ跡が気になって来院された患者様でもニキビがある状態や繰り返している状態が明確であればPDTでニキビのできない状態にしてからニキビ跡治療を開始して頂いています。

★正しい順番で治療していくことが、ニキビ跡を良くしていくことへの早道です。

具体的にニキビ跡の色素沈着治療のＩＰＬがどのようなものなのでしょうか？

ＩＰＬ（インテンスパルスライトの略）とはおよそ500nm〜1000nmの広波長域の光のことで、この光をニキビ跡を含む皮膚全体に照射するのがIPLニキビ跡色素治療です。 IPLの中にはメラニンを吸収する波長や赤色を吸収する波長、水分を吸収する波長などの様々な波長を含んでいます。これを皮膚に照射すると皮膚のメラニンを吸収しシミやくすみを改善したり、ニキビ跡の赤色に反応しニキビ跡を薄くする効果が期待できます。

特にニキビ跡に対してはIPLが推奨される理由があります。通常のシミであればメラニンに反応するQスイッチレーザーで一度で改善させることができますが、ニキビ跡の場合はレーザーを用いて一度で改善させることはできません。なぜならニキビ跡は炎症の影響でメラノサイトが活性化されている状態なので、そこに出力の強いレーザーを照射することでさらにメラノサイトの活性化を促し、逆にニキビ跡が濃くなってしまう可能性があるからです。IPLは表皮の色素は吸収するもののメラノサイトには刺激を与えないので、ニキビ跡が濃くなってしまう心配はなく、徐々に全体のニキビ跡を改善が期待できます。

メラノサイトに気づかれないようにジワジワとメラニンをたたいていくようなイメージでしょうか。

ＩＰＬの種類にはフォトフェイシャルやライムライト、フォトシルクなどいくつかありますが、当クリニックでは、ＢＢＬの機械を使用しています。

ＢＢＬは従来のIPL光治療機器とは異なり、治療対応範囲が広く、一人ひとりの肌質に合わせた、オーダーメイド的な照射ができます。

★症例として二名の患者様の経過をみてみましょう。

〈30代　男性〉