皮脂についてのおはなし

台風が来たり異常気象が続いていますが、体調くずされていませんか？

平成最後の夏、とテレビや雑誌など多くのメディアもこぞって取り上げていますね

学生の皆さんは夏休みに入り、夏を満喫しているのではないでしょうか？

わたしもつい先日、夏を感じようと鎌倉・江ノ島に行ってきました

暑くて暑くてついつい休憩が多くなり、そこで食べたかき氷が最高でした

もちろんUVlock(飲む日焼け止め)をしっかり内服し、日焼け止めも塗ったおかげで、日焼けせずにすみましたよ

こんにちは、看護師の松村です。

今日わたしがお話しさせていただくのは皮脂についてのおはなしです

1つ前の記事でＰＲ☆内田さんが、大人ニキビと思春期のニキビは違う！！！

というお話しをしていますが、その内容にもかかわるお話しとなります。

また2つ前の記事でＤｒの大島先生が皮脂腺についてお話ししていますのでそちらもぜひ

そもそも、皮脂とは。。。

皮脂腺(ひしせん)から分泌される、油状の物質。　(wikipedia参照)

とてもシンプルかつ明確。言葉で簡単にまとめてしまえば本当にこの通りなのですが、

皮脂って一度は聞いたことあるけど、詳しくは知らない。。。そんな存在ではないでしょうか。

皮脂の構造はこのようになっています。

毛穴があり、そこから毛が生えている、そのお隣さんにはい、ひょっこり皮脂腺です。

皮脂腺からは常に皮脂を出しています。

しかし、ストレス・睡眠不足・暴飲暴食・生理などなど

様々な原因から過剰に分泌されてしまうことがあります。

皮脂はどんな方にも必ず存在しています。

根本的に皮脂は皮膚にとってはなくてはならないものです。

主な働きとしてはこの４つ！

美肌作用…肌にうるおいや柔軟性を与える

保護作用…角質層が過剰にはがれるのを防ぎ肌荒れを予防する

保湿作用…体内の水分が蒸発するのを防ぎ、水分をキープする

殺菌作用…肌を弱酸性に保ち、雑菌が繁殖しにくい肌を作る

この４つの働きをしてくれていますが、皮脂は20歳をピークに減少をしていきます。

思春期はまだ20歳より前なので、むしろ徐々に増えている時期、つまり過剰に分泌しやすい時期ですので、ニキビが出来やすい時期です。中学生・高校生になると突然増えたと相談にお越し頂く患者さんも多くいます。

20歳を過ぎ減少がはじまると、自浄作用が減ることでお肌のバリア機能が下がり、感染を起こしやすくなったり、影響を受けやすくなります。また肌の水分が蒸発してしまうことで、しわ・肌荒れを引き起こしたり、皮膚炎を発症することもあります。年齢を重ねるにつれて赤ちゃんや若いころに比べてお肌がカサついたり、しわが増えるのはこれが原因です。

1つ前の記事でもお話しがあったように、若いころは過剰分泌していますが、減少が始まると乾燥していることが原因で過剰分泌してしまい、ニキビが出来やすくなってしまいます。

では逆に多いとどうなるのでしょうか

ここで、気づいたかたもいると思いますが、そう我々の天敵、

ニキビが出来やすくなります。。。。。