いよいよ明日、民主党代表選の公示がされるわけですが、
菅首相と小沢氏のどちらが代表にふさわしいか、という世論調査がこの週末に行われました。
その結果、多くのメディアの「世論調査」では圧倒的に菅氏が優勢なのですが、
(例:毎日新聞世論調査:「首相にふさわしい人」 菅氏78%、小沢氏17%
)
インターネットでの調査では、逆に小沢氏と半々、もしくは小沢氏優勢という逆転現象が起こりました。
(例:菅首相より小沢新首相…サイト調査で圧倒8割
)
いったいどちらを信じればいいんだ?
今日のツイッターのTLを見ていると、
「マスコミの誘導」とか、
「記者クラブオープン化を目指す小沢氏の当選を防ぐ煽動」
などといったようなものが見受けられます。
これはツイッターで知ったのですが、産経新聞の主張で、それまで菅政権の政策に否定的な論調だったにも関わらず、急に小沢氏バッシングに転換して、間接的に菅氏を支援しているのです。
民主党代表選 第三の候補はいないのか
(産経新聞)
この社説は要するに、菅氏も小沢氏もダメだから、他の人にやらせよ、という主張なのですが、
小沢氏出馬 国の指導者に不適格だ 「政治とカネ」で信頼失った
(産経新聞)
この社説になると、小沢氏の出馬自体がダメと述べて、菅氏に対しては大して触れていません。
この方向転換ぶりというか、保守派への大衆迎合的な方針は疑いの目を持ちたくなります。
さて、話を戻しましょう。
いろいろ思惑はもたれていますが、
僕からすれば、
「あるかもしれないが、わからない」
というスタンスです。
世論調査の手法はいろいろと疑問が持たれています。
抽出方法は正しく行われているのか、
回収率があまり高くない、
新聞社の論調と数字がほぼ比例している、etc..
世論調査は、統計学的に則って行われていると新聞社は主張しています。
ただ、結果しか出さず、プロセスがオープン化されていない現状で、特にネットユーザーから信頼を得ることは難しいのではないかと思います。
た・だ・し、
だからといって、ネット調査が、きちんと情報をたくさん得てその中で判断されているとは到底思えません。
ネット世論調査とメディアの世論調査のどちらを信頼するかと言われれば、個人的には後者に軍配をあげます。
というのも、ネット世論調査こそ統計学的な手法に則ってないからです。
スポーツニッポンの調査を例にあげると、
・菅氏と小沢氏のどちらを支持するか
・小沢氏は出馬するべきか
の2問だけでした。
きちんと信頼できる調査にするならば、本来年齢層や地域の隔たりなく調べるべきであるのに、
そのようなことを加味せずにアンケートだけとる、というのは、あくまでも参考程度にしかなりません。
ネット世論調査にここまで懐疑的なのは、昨年の総選挙の出口調査の結果からです。
メディアの出口調査は、100%的中とはいかなくても、90%以上は予測が当たっていました。
その一方、実際は民主党が第一党と大躍進したのに対して、
ニコニコ動画で実施されたニコニコ出口調査では、自民党が第一党になるという結果になりました。
「ニコニコ動画を見ている層にとって、自民党を支持している人が多い」
という結果は、ある意味興味深い結果ですが、
これを鵜呑みにして「はい、これが国民の総意です」
と主張されるのも何か不自然な気がします。
なので、僕はメディアの世論調査は参考にできるとは思いますが、
それが信じられない人たちにとっては、どちらも信じない方が身のためだと思います。
個人的な見解ですが、
今回の代表選の支持層がどうなっているかというと、
一般市民は確かに菅氏、小沢氏半々の支持で、少し菅氏優勢くらいで、
これが国会議員だけとなると、小沢氏優勢なのだろう、という気がします。
今回の票の2/3を占める議員票。結局はここをどのように抑えるかが争点になるのでしょう。
こういうシステムだから政策ではなく政局しか報道されなくなるんだという気がしてならないのですが…