30歳を過ぎたあたりから、太り始めた。
取材を終えて、深夜のクラブ回り、お姉ちゃんとのアフター。
太るのも当たり前だ。
腹回りがきつくなり、太もももパンパンになり、
尻の肉も落ち始めた感じだ。
危機感を持った私はジムに通い、
有酸素運動を中心にメニューをこなした。
しかし、歴然とした結果を得られることはなかった。
結果がでないとモチベーションを保つことが難しく、
このまま退会するという帰結になる。
このサイクルを何度も繰り返してきた。
それだけに、肉体を改造すると決断したところで、
過去の経験、実績からどうしても諦めてしまう。
自分の弱さだ。
最近、業界の先輩が本を出版した。がん患者でありながら、
肉体改造にチャレンジし、見事に完璧な肉体をものにした。
肉体改造に成功したことよりも、いくつになっても、
志を曲げることなく、目的を達成した精神力だ。
強い敬意を覚えてしまう。
ご本人の著書を本日、購入した。
自戒を込めて丹念に活字を追いたい。