今日は暦の上では「立冬」だそうです。言われてみると冬のような寒さでしたね。特にこれからの時期は、例年冷えに悩まされる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ある調査によると、約7割の女性が冬の冷えで悩まされているとのことです。また、「冷え」を感じる原因には、身体の「自律神経」の働きが関係すると認識しつつ、「自律神経」のケアを実践している方は少なく、7割以上の方が、その方法がわからないそうです。
今回は、冷えと自律神経の関係についてお伝えしたいと思います。
今年はとりわけ、冬の寒さや秋の異常気象が、「冷え」の根源となる「自律神経」の乱れに影響を及ぼすと考えられます。
気象庁によると、今年の冬は、ほぼ全国的に気温が平年よりやや低い、寒い冬になると予測されています。一方、今年の秋は全国各所で猛暑を記録し、異常気象でした。季節外れの暑さに見舞われ、真夏日の次の日は急激に気温が下がったりと激しい寒暖差もありました。
先の調査で、最近の寒暖差で身体の不調を感じていると答えた方は6割に達し、その悩みの1位が「冷え」(64.4%)、2位「肩こり」(44.7%)、3位「だるさ」(43.5%)であることがわかりました。
自律神経のバランスが乱れ、血のめぐりが悪くなると「冷え性」を引き起こしてしまいます。特に今年の秋の異常気象で自律神経のバランスを乱す可能性があり、その状態を寒さの厳しい冬まで引きずってしまう“乱天候冷え(らんてんこうびえ)”に悩まされる方が多くなると考えられます。
「交感神経」と「副交感神経」の活動リズム(交副リズム)を整えることで、「乱天候冷え(らんてんこうびえ)」の対処をすることが重要になります。
「乱天候冷え(らんてんこうびえ)」の改善には、血管は収縮しすぎず、かつ、弛緩しすぎないという中程度の状態を保つことがベストです。
そこで、日ごろから血めぐりをよくして、1日の生活の中で交感神経と副交感神経のバランス「交副リズム」を整え、適度な緊張とリラックスというバランスの取れた状態にすることで、“乱天候冷え(らんてんこうびえ)”を克服できます。
では、血のめぐりを良くして交副リズムを整えるための、具体的なケア方法については、次回お伝えします!
株式会社メデテー事務局
(文献:ウェルラボ)