「リボンの騎士たち2020」-3 | メドさんのマニアックな日々

「リボンの騎士たち2020」-3

◆第5試合 FantastICE選手権試合 30分1本勝負
〇世羅りさ (8:14 断崖式羅紗鋏→片エビ固め) ✕朱里
※初代王者2度目の防衛に成功
※ノーロープ・アイスリボン式ランバージャックルール。

試合に備えてロープが外される中、紹介Vが流されましたが、その流れから世羅のセコンドにRebel X Enemyが

付いたのは、やや違和感が有りました。


世羅が入場で、かつてタッグパートナーで有った成宮真希さんのパフォーマンスをやった意味が理解出来なかったの

ですが、対戦相手が成宮さんとも関係が深かった朱里である事からやった様なのです。
個人的には、これにも世羅の迷走を感じてしまいました。

試合はセコンドも交えての物となり、世羅はその成宮の得意技ユルネバも披露しました。
一方朱里の方は、中途半端なハードコア的な内容戸惑い、本領発揮とはいかなかった印象です。
フィニッシュは上野に続いての断崖式で、強烈なインパクトが有る筈だったのですが、そこまでに色々と詰め込み過ぎて、

結果的にそれすらかすんでしまった感じとなり、勿体無さを感じました。

試合後朱里が、暫くアイス参戦から離れる事を発表。


ジョイントアーミーの新リーダーにうのを指名し、そのうのは世羅への挑戦を表明。
10.18大阪で、オンリー・ギブアップで行われる事となりました。

非常に変則的なルールでしたが、チャンピオンにルール決定権が有りますし、問題無いかと思います。
ただ名称が「アイスリボン式」で有っても「ランバージャック」と銘打たれている事に関しては、違和感を通り越して

不快感を覚えます。
現在は、セコンドが落ちた選手をリングに戻す本来のスタイルより、セコンドが攻撃を加える「ランバージャック風」が

主流となっていますので、それに関しては仕方ないと思います。
ただ、この試合に関してはセコンドがリング内に乱入したり、リング下からリング内の選手に攻撃する場面も有りました。
更に、ランバージャックとエニウェアフォールは完全に矛盾しており、決着がリング下で付く試合形式はランバージャックでは

有り得ません。
もしこういったルールで今後も試合をするので有れば、「ランバージャック」と名乗るのは明らかな誤りですので、改めて

ほしいです。

◆第6試合 ICEx∞選手権試合 30分1本勝負
〇鈴季すず (16:35 ロコモーション式ジャーマン・スープレックス・ホールド) ✕つくし
※第31代王者初防衛に成功

立ち上がりは、やや固さが感じられましたが、場外戦からお互いの動きが良くなったと感じました。
共にスピードが有り、手数が多いので、若さにあふれるスピーディーな攻防が続きました。
中盤は打撃戦から、得意技の応酬となり、消耗戦となりました。
すずのグランマエストロ・デ・テキーラ、つくしのラ・マヒストラル,タイガー・スープレックスも返されます。
つくしのハルカゼをすずが読んで切り返した所で、流れがすずへ傾き、一気に畳み込んで3連続ジャーマンで防衛に

成功しました。

お互いの強い気持ちが感じられましたが、気持ち先行ではなく内容もそれに見合った物が有りました。
今年ここまでのベストバウトと思いますし、年間ベストの候補です。

すず、つくしとマイクを取りましたが、つくしには相手を称える言葉より「悔しい!」の方が似合います。

すずが世羅をリングに上げ、タッグ挑戦を宣言。
チャンピオンチームも了解し、10.3 横浜で行われる事となりました。

全選手がリングに戻り、藤本から 10.3 横浜で、対戦相手当日発表でスペシャル・シングルマッチを行う事を発表。
また、10.31 後楽園ホールで アジャ・コング&いぶき vs ハム子&Xを行う発表も有りました。

最後はすずが締めて、大会終了となりました。

◆感想他

ベストバウトは文句無しにメイン。
良かった選手もすずですが、他にも候補となる試合や選手はいました。

一興行の中に、年間ベストバウト候補とワーストバウト候補が共存した大会となりましたが、第一試合がまずまずで

メインが良かったので、全体としては好印象となりました。
メインで勝利したすずが、暫くは団体の中心となりそうですが、すずに刺激された選手の中からトップを狙う選手が

どんどん出て来て、団体を底上げし、盛り上げてほしいと願います。