10代女子レスラー主催興行 「Teens9~Teens&Junior」-1
9月22日(火・祝)夜は横浜関内・ラジアントホールまで「Teens9~Teens&Junior」の観戦に行って
きました。
前回大会は後楽園ホールで、多くの団体から選手を集めて行われたのですが、今回は諸事情で
参加団体が少なくなったのは残念でした。
それでも初参戦の選手が数名いますし、普段は絡まない選手の興味深いカードも組まれました。
客入りは毎回大入りが続いている本興業に比べると少な目でしたが、実績有る選手が少ない事を
考えると健闘かとも思えます。
定刻になって、対象選手がカード毎に入場。
プロデューサーのつくしの掛け声で、大会がスタートしました。
◆第1試合 シングルマッチ10分1本勝負
○長浜 浩江 (WAVE) (6:54 首固め) ×弓季
序盤はタコヤキを巡っての攻防が有ったりでリラックスムードでしたが、中盤からヒートアップ。
右手が完全では無い長浜に対し、弓李の方が攻勢だったのですが、最後は長浜が丸め込みで勝利。
美央引退試合で期待度を高められた長浜が負ける訳には行かなかったとは思いますが、少々強引
過ぎたと感じました。
おっとりした性格の弓李ですが、こういう敗戦は悔しがって先につなげてほしいです。
◆第2試合 シングルマッチ10分1本勝負
○世羅 りさ (6:18 エアーズロック→片エビ固め) ×真利杏 (スポルティーバエンターテイメント)
真利杏は初見だったのですが、第一印象では若い頃の花月に似ていると感じました。
打撃技に良い物を見せましたが、今回のジュニアメンバーの中では実績No.1の世羅相手ではなかなか
通用せず、世羅が余裕を持った内容となりました。
真利杏のコールが「シャチホコガール」だったのですが、世羅がそれを聞いてシャチホコ固めを執拗に
狙っていました。
真利杏のファイトスタイルは正攻法でパワーも有りそうなので、高校の休みを利用して上京しての参戦で
経験を積んでいってほしいです。
一方の世羅は、この試合を見ても既にジュニアの域を超えた選手となっていますし、しっかりトップを
目指してほしいです。
◆第3試合 シングルマッチ15分1本勝負
○松本 浩代 (エスオベーション) (12:05 アルゼンチンバックブリーカー) ×長崎 まる子
緊張して焦って仕掛けるまる子に対し、浩代が「落ち着け!」
この辺のドタバタした雰囲気は、現我闘雲舞の帯広を思い出しました。
試合は浩代が厳しい攻撃を加えながらも、まる子の反撃を期待している雰囲気で、それに応えてまる子も
全力の攻撃を仕掛けました。
まる子は細身ですが、スタミナと美央も絶賛した折れない心が有り、デビュー数戦のキャリアで場外戦も
含め12分闘い抜いたのは大した物です。
◆第4試合 タッグマッチ20分1本勝負
○希月 あおい&藤本 つかさ (12:43 旋回式ダイビングボディプレス→体固め)
SAKI (LLPW-X)&×MIZUKI (LLPW-X)
今回、最も楽しみにしていた一戦です。
アイスと、ブリバトが主戦場としている我闘雲舞は客層が結構被っていますので、入場のダンスや
「ハートが見えたー!」にも強いアウェイ感は有りませんでした。
アイスツートップが相手で、流石に実力差は感じられましたが、ブリバトが個人としてもタッグチームと
しても成長している姿が見られました。
SAKIは体格的にあおいも上回ってパワーは充分に通用しており、つっかに対するブルズアンヘリートは
大きな見せ場でした。
またSAKIのダイアルロック,つっかのローリングクレイドル,SAKIのジャイアントスイングと回転系3連続の
攻防も面白かったです。
小柄なMIZUKIは序盤捕まりましたが、スピードとSAKIとの合体技で反撃を見せ、好印象を残しました。
青春ピラミッドは、今回もあおいが一人で行ない、前述「ハートが見えた!」はあおいも一緒に行ない、
最近のつっかはこういう役回りが似合ってきました。
つっかとMIZUKIがSEAdLINNNGで一度当たった以外は初対戦でしたが、試合を通して噛み合った
攻防でした。
つっか,あおいの上手さも有りますが、全員同じ師匠から学んだという事も強く関係していると思います。
これを機会にブリバトがアイスに継続参戦してくれる事も期待したいのですが、状況的には難しいかと
思われるのが残念です。














