『我闘雲舞 in KORAKUEN HALL』-3
◆セミファイナル『さくらえみデビュー20周年記念試合』タッグマッチ 20分一本勝負
○さくらえみ&真琴(12:39 2階からのニャンニャンプレス→体固め)志田 光&×帯広 さやか
さくら20周年という事で、愛弟子というか、元アイスリボンの選手が揃いました。
大会責任者であるさくらの体調が万全で有る筈は無く、序盤は真琴の出番が多くなりました。
しかし登場してからの動きは素晴らしく、場外へプランチャーを見せたりムーンサルトを決めたり。
最後も志田のスリーカウントが帯広に誤爆すると、フィニッシュはここ一番でしか見せない2階からの
ニャンニャンプレス。
さくらの、選手としての凄さも見せ付けてくれました。
◆メインイベント IWA三冠統一選手権 20分一本勝負
○里歩(9:39 そうまとう→エビ固め)×「ことり」
第6代王者が4度目の防衛に成功
共に小柄で細身の体型、また前の試合と比較してしまう事も有って、序盤は軽さが感じられました。
それでも中盤からは両者のスピードと手数により試合が盛り上がり、タイトルマッチらしくなってきました。
ただ終わってみれば、里歩が「ことり」の技をしっかり受け切った上で決め技でスリーカウントと、完勝と
言える内容でした。
最大の差は、ここまでの経験値の差かと感じました。
単なるキャリアだけで無く、大舞台を踏んだ経験や、過去の対戦相手の違いが今回の結果に
つながったと思います。
「ことり」には他団体参戦も含め経験を積んで、今回感じたであろう差を詰めていってほしいです。
◆エンディング
試合後アントンが場をつなぎ、再度ガトームーブのライブが行なわれました。
タイトルマッチを終えたばかりの里歩と「ことり」も参加していましたが、笑顔の里歩に対し「ことり」は
涙を隠す事も無く笑顔も殆ど有りませんでした。
それでもメンバーの一員としてライブに加わり、歌い切ったのは素晴らしいプロ根性だったと思います。
ライブが終わり、参加選手 (ほぼ)全員がリングイン。
まだ涙が止まらない「ことり」を、真琴と里歩の姉でもある聖菜が慰めていたのが印象的でした。
最後は、合言葉で〆て大会終了。
プロレスの楽しさと感動が多く感じられた素晴らしい興行でした。
タイ人選手も含め、この興行をゼロから作り上げたさくらのプロデュース能力には感服します。