『アイスリボン#545』-2
◆第3試合 シングルマッチ10分1本勝負
○紫雷 美央 (7:25 エグ蹴り→片エビ固め) ×松本 都 (崖のふち)
ゴングが鳴ると都が美央に「今日は全部受け止めてやるから来い!」
応じた美央が強烈なローキックから踏み付け。
都はクロスボディを返し、馬乗りエルボーからマンマ・ミーアを狙いますが、美央は余裕を持って回避。
美央はストンピングからヘアホイップ。
美央は都をロープに固定すると、顔面攻撃から磔ビッグブーツ。
エルボー合戦からチョップ合戦となり、美央が女郎蜘蛛を極めると、都も女郎蜘蛛のお返し。
美央のビッグブーツに、都はネックブリーカードロップから卍固め。
都がフライングクロスチョップからハイキック,都ザードと決め、マンマミーアZを狙いますが、こちらも
美央は回避。
美央のブレーンバスター狙いを、都がミヤ・ココパルダスに切り返し。
美央がビッグブーツ,ハイキックから首四の字。
最後は美央が、ブレーンバスターからエグ蹴り (顔面への横蹴り)でスリーカウントを奪いました。
先日のチェリー戦ではマジモードだった都が、今回は本来の都を感じさせる試合を見せました。
どちらが良いとは言えないのですが、大会のバランスを考えると、こちらの方で今回は良かったと
感じました。
◆第4試合 インターナショナルリボンタッグ選手権試合 20分1本勝負
(王者)藤本 つかさ&○志田 光 (19:20 魂のスリーカウント→エビ固め)
成宮 真希&×内藤 メアリ(挑戦者)
※第32代王者9度目の防衛に成功
*オープニングでの成宮,内藤のアピールにより、タイトルマッチへ変更
志田と成宮が先発し、成宮がスピアからユルネバ,そぎゃん返しと秒殺狙い。
志田がコルバタからハイキックを返し、エルボー合戦から場外戦。
リングに戻り、志田のニーに成宮がエルボーを返しますが、志田はフロントネックから馬乗りエルボーで
つっかに交代。
つっかはサッカーボールキックからフェイスロック。
つっかが串刺しドロップキックからサッカーボールキックで志田に交代。
志田がブレーンバスターからジャンピングニーで、つっかに交代。
成宮がエルボーを返して、メアリに交代。
メアリは二人にチョップからボディスラム。
つっかは串刺しドロップキックからPK。
エルボー合戦から、つっかがドロップキックを入れ足四の字。
メアリが、串刺しバックエルボーで成宮に交代。
エルボー合戦からつっかがドロップキック。
成宮はダブルチョップからアルゼンチンバックブリーカー。
つっかはドロップキックで志田に交代。
志田のカナディアンバックブリーカーを、成宮はリバーススープレックスに切り返し。
エルボー合戦から志田が荒鷲ドライバー。
ビーナスのサンドイッチキックをかわした成宮が、ドロップキックからアルゼンチンバスター。
志田がジャンピングニーからブレーンバスター。
メアリが飛び込み、ダブルのチョップから成宮がユルネバでメアリに交代。
メアリがチョップからスイングネックブリーカードロップを狙いますが、志田は回避。
ビーナスがステレオミサイルキックを狙いますが、成宮が足止めし、メアリが志田をデッドリードライブ。
メアリが、スイングボムからキャメルクラッチ。
つっかがカットに入りますが、志田に成宮のスピアから合体スタナー。
メアリが志田に雪崩式スタナーを決めますが、つっかがカットしてダイビングボデイアタック。
志田のスリーカウントからつっかがビーナスシュートを狙いますが、距離が近過ぎて不発。
志田がファルコンアローですが、成宮がカットしクラッカー攻撃。
メアリがバッククラッカーを決め、フォール合戦。
最後は志田がハイキックから魂のスリーカウントを叩き込んで、スリーカウントを奪いました。
試合自体は挑戦者チームの気持ちが感じられる激しい物でしたが、個々の力でもタッグチームとしての
力でもビーナスが一枚上手で、余裕を残した無難な勝利と感じられました。
明らかに力が一枚落ちるメアリも頑張りを見せ、成宮もカバーすべく良く動いていたのですが、終盤は
メアリの身体が気持ちに付いて行けなくなり、攻撃でも受けでもミスを連発し、攻防がなりたたない状態と
なっていました。
結果的に、これがビーナスの (恐らく)ラストタッグで有りラストタイトルマッチとなった訳ですが、そういう
目で見ると物足りなさを感じたのは事実です。
「22日をラストタイトルマッチにする」と宣言した時に、そこまでのストーリーをどう考えていたのか
分かりませんが、そのラストマッチがこのシチュエーション,この相手,この内容であったとは思えません。
今更ですが、15日のつくし&くるみがラストであったなら、と思ってしまいます。
また個人的には、このカードのままならタイトルマッチにせず、メアリと成宮の意地を剥き出しで
ぶつけられる試合の方が良かったと思っています。