「Stardom Chapter Two beginning」
7月7日(日)お昼は、新木場1st Ringまで「スターダムSeason12 Stardom Chapter Two beginning」の
観戦に行ってきました。
スターダムは数ヶ月に一回程度の観戦で、過去も新木場オンリーです。
アイスリボンファンが、その程度の回数観戦しての感想ですので、変な所は大目に見て頂けたらと
思います。
と、前置きして。
客入りはピーク時に比べたら落ち着きましたが、それでも大入りに変わりは有りません。
売店は総て外になりますので、アイス売店を開いていた世羅も暑そうでした。
オープニングはいつものダンスが有り、風香GMによる挨拶とカード紹介。
これも有っての興行ですので、とやかくは言いません。
*スターダム3WAYバトル 15分1本勝負
△須佐 えり,△夕陽,△宝城 カイリ (時間切れ)
先日の大会で6人タッグのベルトを獲った宝城と夕陽が第一試合でスリーウェイだと、勿体無いと
感じますし、当人達やファンに取ってもやり難さが有るのではないかと思います。
もう一人も、世羅も参戦するJWPのジュニア二冠挑戦者決定リーグに出場する須佐では誰も負ける訳に
行きませんし、試合数を考えても時間切れドローだろうな、と予想しての観戦でした。
序盤はやはり夕陽&宝城vs 須佐の雰囲気でしたが、夕陽が何故か長時間場外で休み、戻ってからは
スリーウェイらしい混戦となりました。
それぞれが得意技を出し、二人同時に関節技に取ったりもしたのですが、結局は観客の盛り上がりも
少ないまま時間切れ。
スリーウェイの難しさも有りますが、時間切れにするべくしてなった印象が強く、夕陽や宝城の使い方と
してはやはり勿体無いと感じました。
もう一人呼んで須佐と組ませ、宝城&夕陽とのタッグマッチにした方がそれぞれの良さが出せたと
思います。
*タッグマッチ 20分1本勝負
×紫雷 イオ& 彩羽 匠 (16:12 キムラロック)○木村 響子&ヘイリー・ヘイトレッド
予想としては、木村がイオに挑戦する流れを作る一戦になると思っており、結果的にもそうなったの
ですが、木村が強いと言うよりイオが全くダメでした。
体格的に遜色無い彩羽が真っ向からノビノビと闘っていたのに対し、イオはファイトスタイルを模索して
いるのか「イオって、こんな闘い方をする選手だったかな?」と疑問に感じる内容でした。
もし先入観無しで見たとしたら、この団体のチャンピオンが彼女だとはとても思えなかった筈です。
後は、ヘイリーの使い方が勿体無いです。
彼女本来の実力とキャラからすれば、絶対に木村の手下になるべき選手では有りません。
試合後マイクを取った木村が、イオへの挑戦やその他色々我が儘を通しましたが、圧勝した後ですし、
前半は正論でしたので説得力が有り、観客もブーイングを起こす事無く納得していました。
一番観客がざわめいたのは、挑発の中でイオを「紫雷 美央」と言い間違えた所でしたが。
木村が一通り喋った後にイオがマイクを取りましたが、今回はこちらに説得力が有りませんでした。
「お客さんをバカにしやがって」といった事も言ったのですが、この日は木村のマイクにそういう所は無く
「???」。
それに対し木村が「ファンを一番バカにしてるのは、ロッシー、テメェだろ!」
この日一番の拍手が起きたと思いますが、私もこの時だけは拍手しました。
ここで休憩となり、数少ない知り合いの観客やアイス売店の世羅と話し、スターダムで唯一話せる練習生
ユウナに差入れを渡したりして過ごしました。
休憩明けは、こちらも毎度のインタビューコーナー。
今回は五期生候補の現練習生、ユウナ,コグマ,アスカ (左から)がインタビューを受け、最後に女性
パフォーマーの誕生日祝いが有りました。
アスカは積極的で面白いキャラが既に確立している様で、コグマはまだまだ子供っぽい感じ。
ユウナはグラドル時代から積極的に前へ出るタイプでは無く、ここでも一歩引いた感じでしたが、強烈な
ボディの持ち主ですので、それを活かしてほしいです。
*ユニット対抗戦 6人タッグマッチ 20分1本勝負
高橋 奈苗&×脇澤 美穂&横尾 由衣 (16:53 スリーパーホールド→ヤンキー座り固め)
夏樹☆たいよう&○世IV虎&安川 惡斗
欠場中の翔月やアイス成宮と同様、頸椎を痛めて欠場していた惡斗のカムバック戦となります。
序盤はその惡斗が主役となっての試合でしたが、中盤奈苗と夏樹がペースを上げると、休み明けの
惡斗と新人横尾が付いて行けなくなりタッグマッチの様相となりました。
結果的にも、主役の筈の惡斗が勝敗に絡まず、世Ⅳ虎が大先輩の脇澤から取るという予想外の
結果でしたが、川葛の中での惡斗の立場を考えるとこうなるのかな。
奈苗を中心に役者が揃いましたので、流石に面白い試合となりました。
特に世Ⅳ虎が夏樹のスピードにしっかり付いてコンビネーション技を決めていたのはお見事で、これなら
ハイスピードへ挑戦してもおかしくない気がします。
試合後世Ⅳ虎がマイクを取り「親分、川葛最高!
でも、うちらには1つ足らない物が有る。」
と言った時には「鹿島?」と思ってしまいましたが、タイトルでした。
*ハイスピード選手権試合 30分1本勝負
○米山 香織 (7:29 ロールスルージャーマンスープレックスホールド) ×岩谷 麻優
緊張感が表れていた岩谷の奇襲ドロップキックがあっさりかわされ、米山が雪崩式ダブルリストアーム
サルトからダイビングセントーンを決めた所では秒殺決着かと思いました。
それは返した岩谷でしたが、場外で動けない状態となり、その後は完全に米山ペース。
岩谷も一通りの技は出したものの勝利へつながる雰囲気は無く、最後は米山がソバットからロール
スルージャーマンでスリーカウント。
シチュエーションは違いますが、アイス後楽園で帯広が米山のJ無差別に挑戦した試合を思い出し
ました。
会場の盛り上がりは、セミには遠く及びませんでした。
最後は、米山がそのままマイクを取って〆ましたが、面白過ぎました。
◆感想
今回の席が、南側最後列で \4,500。
それに対して、試合数が4試合で、合格レベルと言えるのがセミ1試合だけ。
初期の大会もそんな感じでしたが、その頃に感じられた選手も団体も未熟な中での懸命さも、あまり
感じられませんでした。
一例を挙げれば風香のアナウンスで、これだけ経験を積みながら相変わらずのカミカミで、それに加えて
ミスした時に自分で笑ってしまっていました。
これだと、上達する気が無い、と取られても仕方ありません。
試合に関しても、印象に残ったのが木村,米山に奈苗,夏樹では、何処の団体か分かりません。
こういう大会が続くなら、次回の観戦はユウナデビュー戦になりそうです。











