『アイスリボン#440』-1
1月12日(土)夜は『アイスリボン#440』を観戦しました。
年末年始の興行ラッシュが一段落してから最初の道場マッチとなりますが、客入りは良く有りません
でした。
特に競合する興行が有った訳では有りませんので、純粋にカードの弱さが原因と思われ、この現実は
しっかり受け止めてほしいです。
また一段と寂しさを感じさせたのが試合前の売店で、前回同様選手が不在で男性スタッフだけが並び、
昨年末に選手や練習生がズラリと並んでいた時に比べると、華やかさが全く有りませんでした。
定時となって、志田と世羅が登場。
世羅からは、横浜での2日で6試合闘った感想が有りましたが、ライバルとして意識したのは福田 洋
(ユニオン)とのこと。(笑)
世羅からは、1月18日,19日参加する舞台の告知も有りました。
初観戦者は不在で、各試合の見どころへ。
第一試合「山口は、先輩とのシングルは初めてです。
身長差が20cm位有るので、藤本が立ったまま山口のカカト落としが入るかもしれません。
藤本は大きい選手とはやり慣れているので、山口が根性を見せる時です。」
第二試合「 ハム子さんと当たるのは、デビュー戦以来です。
デビュー戦でギブアップしてしまった逆エビを耐え抜いて、自分が変わったという所を見せ付けながら、
勝ちを狙いに行きたいと思います。
ハム子さんのセクシーポーズに対して、自分もセクシーポーズを見せたいと思います。
埴輪ポーズでは無いので、悩殺したいです。」
第三試合「想像した通りの試合になると思います。
がばいじいちゃんが、先ほどからお手洗いに入ったまま出てきません。
本当に入場してくるか心配ですが、後はどっちが勝っても構わないです。」
メインイベント「最近、中学生コンビの気合いが凄いので、自分もヘイリーも負けていられません。
中学生達の熱い勢いに乗って、ガンガン行けたらなと思っています。」
選手入場に続いて人気投票。
人数が少なく寂しい感じでしたが、結果はつっか。
選手挨拶は都。
「今日もみやこっちの為にご来場、まことに有難うございます。
今日は年末の葛西さん,石川さん,村上さん,華名さんと来て、ラスボスのがばいじいちゃんと。
ご老体なんですけど、大人げ無く介護の気持ちで精一杯試合したいと思います。
今日も全四試合、はりきって参りましょう。
頑張るぞ!」
「オー!」
◆第1試合
シングルマッチ10分1本勝負
○藤本 つかさ (9:44 ビーナスクラッチ) ×山口 ルツコ
山口が手四つに誘いますが、身長差が有り過ぎてつっかが届きません。
つっかのキックからリストの取り合いになりますが、スピードと上手さではつっかが数段上手です。
山口がフルネルソンに取り、フルネルソンバスター狙いで何度か持ち上げますが、つっかは回避。
山口がボディスラム3連発。
エルボーの打ち合いを制したつっかが、逆エビからアレ・ハンドリーナ。
ロープに逃れた山口はフロントキックからカカト落としを狙いますが、キャッチしたつっかは足取りフェイス
ロックからフェイスロック。
つっかは磔式ドロップキックからサッカーボールキック,PKと狙いますが、いずれも山口は前屈で回避。
山口はカニばさみで倒すと、キャメルクラッチ。
山口がココナッツクラッシュから再度カカト落としを狙いますが、回避したつっかはフェイスロックから
極楽固め。
長時間絞り上げますが、身体の柔軟性で耐えた山口はロープブレイク。
つっかは串刺しドロップキックから止めのドロップキックを狙いますが、山口が避けてアイアンクロー。
山口がフルネルソンバスターを決めますが、走り込んだ所をつっかがビーナスクラッチで丸め込んで
スリーカウントを奪いました。
長身で柔軟性を持つ山口には、このまま続けてプロレス慣れしパワーが付いてきたら、大化けする
可能性を感じます。
この試合ではつっかに「丸め込めば何時でも勝てる」といった余裕を感じましたが、それが無くなる日は
遠くないかもしれません。
あと山口等の新人にも、入場曲とキャッチコピーは早めに準備してやってほしいです。
◆第2試合
シングルマッチ10分1本勝負
○星 ハム子 (8:46 ダイビングボディプレス→片エビ固め) ×世羅 りさ
ロックアップではパワーに勝るハム子が押し込みますが、二回目はロープ際で身体を入れ替えた世羅が
エルボー。
エルボーを返したハム子がセクシーポーズを見せると、対抗して世羅もセクシーポーズ (埴輪ポーズ?)
ハム子がサーフボードストレッチからキャメルクラッチを見せますが、世羅もキャメルクラッチから
鼻フック。
世羅のボディスラム狙いは上がらず、逆にハム子がボディスラム。
ハム子の逆エビを世羅が一旦は帯広流に暴れて回避しますが、ハム子は仕切り直して逆エビ。
ハム子が持ち上げる所を世羅が回転エビで切り返して、串刺しドロップキック。
世羅がボディスラムから飛行機投げ。
返したハム子はコーナーに振ると、オシリダー!からブルドッキングヘッドロック。
ハム子がどすこい逆エビから逆片エビで絞り上げますが、世羅はロープブレイク。
ハム子がリバーススープレックスからボディプレスを狙いますが、世羅は剣山。
エルボー合戦から世羅がロープに飛ぶと、ハム子が追い掛け式ボディアタック。
ダウンした世羅に、ハム子がトップロープからダイビングボディプレスを叩き込んでスリーカウントを
奪いました。
世羅が試合慣れしてきてハム子の動きにしっかり付いて行きましたが、一つ一つの技に関してはまだまだ
未熟です。
ドロップキックや投げ技をしっかり決められる様にして、早く先輩を脅かす存在になってほしいです。
