「アイスリボン#434」 | メドさんのマニアックな日々

「アイスリボン#434」

12月19日(水)夜は「アイスリボン#434」の観戦に行ってきました。



メドさんのマニアックな日々


タイトルマッチが組まれている事や、山口の初エキシ,石川 雄規の登場等も有ってか、平日にしては

多めの客入りでした。


売店には、練習生の佐藤,山口,寺田が並び、整列は寺田が担当しました。


時間も経っていますし、こちらの時間が有りませんので簡単に。


前説は志田と世羅。

世羅も良く喋りますし、プロジェクト生の中ではコミカル担当なのか、志田に突っ込まれる場面が多かった

です。
舞台の一場面という事で倒れる場面を演じましたが、死ぬシーンなのに受け身がしっかりとしていました。


各試合の見どころに続いて選手入場。


人気投票の一番人気は「サカモト」 (誰?)


挨拶は、タイトルマッチを控えた帯広が行ないました。


◆エキシビション3分間
山口 ルツコ(0-0) 佐藤 扶美子


舞台中では連日スパーリングとして行われた組み合わせですが、その時同様体格で圧倒する山口が

押し気味でした。
ただ初エキシの緊張なのか動きはむしろ舞台の時の方が良かった感じで、得意のカカト落としもクリーン

ヒットとは行きませんでした。
最後は山口がしつこくフォールに行くのを佐藤が粘り切りましたが、両者ともにスタミナも集中力も切れて

いた様に見えました。

山口の体格は魅力的ですので、何とか練習と経験を積んでデビューにつなげてほしいです。


◆第1試合
タッグマッチ15分1本勝負
藤本 つかさ&○堀田 祥子 (11:34 菊一文字) 志田 光&×世羅 りさ
*両腕と足を固める変形ワキ固め


共に先輩と新人のタッグですが、新人は先輩に食らい付き、先輩同士は観客を魅せる攻防を見せ、

最後は新人同士がライバル意識を剥き出しに決着を付ける、という理想的な展開になっていました。
前回同じ顔合わせの時は世羅が堀田から取ったとは言え、実質的には志田が殆ど決めていましたが、

今回は新人同士でしっかりと攻防を見せた上で堀田が勝利しました。


堀田,世羅共に足りない面はまだまだ多いですが、順調に成長していっています。
数年後には、今度は自分達が先輩として新人を引っ張る試合をやってくれる事を期待します。


◆第2試合
シングルマッチ10分1本勝負
△松本 都 (時間切れ) △石川 雄規


石川がどういう闘い方をするのかが一番の見どころだったのですが、ほぼ公開スパーリングで、都が

懸命に関節技やグラウンドテクニックで攻めるのを、余裕を持って対処していました。
都に取っては非常に長い10分間だったと思いますが、それでも気持ちを切らさず、最後はゴッチ式

パイルドライバーまで狙っていったのは流石です。


ただ都は、心技体で言うと心は文句無しで、最も欠けているのは体だと思います。
技を磨く事自体はマイナスにはなりませんが、体が付いて行かなければプラスにもなりません。
それを理解した上で、練習を積んでほしいと願います。


◆第3試合
タッグマッチ15分1本勝負
成宮 真希&×内藤 メアリ (12:46 腕ひしぎ逆十字) 紫雷 美央&○新田 猫子


本来はX60の前哨戦としての意味合いだった筈なのですが、メアリの暴走により変な方向に流れて

しまいました。
この大会にはメアリと猫子が務める「にじ屋」のメンバーが大挙観戦に来ていたのですが、それで

テンションが上がったのかメアリが最初から冷静さを欠いていた様で、猫子のダイヤルロックでは完全に

スリーカウント入っていたのをレフリーに救われましたし、その後も他選手の見せ場を壊しまくり、

フィニッシュ前のカウンター式首固めでは受け身を取り損なっていました。


前哨戦はやりたくない、という美央に乗った部分も有ったかもしれませんが、観客が見たい物を邪魔した

挙句に自爆の様な負け方ではプロとして失格です。


◆第4試合
インターナショナルリボン&REINA世界二冠タッグ選手権試合20分1本勝負
(王者)×星 ハム子&ヘイリー・ヘイトレッド (17:12 帯広マジック) (挑戦者) ○帯広 さやか&木村 響子
※第29代リボンタッグ&第5代REINA世界タッグ王者初防衛に失敗。
帯広&木村が新王者に


試合を見た人であれば、誰が一番強くて、誰が一番弱いかは明らかだった筈です。
帯広が愛すべき選手であり、実際に皆から愛されている事は分かりますが、それとタイトルは別物の

筈です。
その選手にタイトルを獲らすべく、パートナーだけでなく対戦相手までが気を遣う様な試合は、お金を

取って見せる物だとは思いません。


退団という要素が加わったとは言え、今回のストーリーは数か月前に帯広があおいと組んでタイトル

奪取した時と殆ど同じです。
都がタッグタイトルを奪った時も加えれば、この一年に3回も茶番劇を見せられたと思っています。
こんな事を繰り返していれば、タイトルの価値も下がりますし、同時に団体の価値も下がります。


帯広が退団後どうするのか明言されていませんが、北海道へいくにしても、タイに行くにしても、別な道を

行くにしても、バランスを崩すまでに偏愛されている選手には、もう絡んでほしくないという気持ちまで

持っています。


試合終了時には不快感を露わにした表情をしていたのですが、同じ様な表情をしていた観客が何人も

いた模様です。
つっかもその事に気付いた様ですが、その理由が「好きな選手が負けた」とか「嫌いな選手が勝った」

とかいう単純な理由では無い事を理解しないと、同じ事を今後も繰り返し、団体としてダメになっていくと

思います。


◆座談会


世羅がここでもよく言葉が出て、アピールもしていましたが、雰囲気がどんどん帯広に近付いているのが

気になります。


志田からは、山口,佐藤に対して「こんな内容ではデビューさせない」と厳しい言葉が出ましたが、これに

関しては同感です。


一方金曜日19時のエキシでは、寺田 浩子に後楽園デビューは言い渡されました。
練習生に取って3分間のエキシは長く辛い物で、体力も精神力も限界に達します。
そこでの最後の30秒,或いは10秒まで勝つ気持ちを持って、その限界を超えられるかどうかが非常に

大きいのですが、それが出来たのが寺田で、出来なかったのが山口と佐藤だったのかと試合を

見ていても感じました。


座談会でもメアリの暴走は止まらず、34歳の猫子もBBA扱いして、後楽園のカードもメアリ&チェリーvs

猫子&大石が決定。
*猫子&大石がリボンタッグに挑戦すると思っていたので、ちょっと意外なカードとなりました。


ハム子からは、後楽園ホールの対戦相手として堀田 祐美子の名前が上がり、決定しました。
*個人的には全く希望しないカードですが、ハム子の希望ならば仕方有りません。
今後に関しても、ハム子がディアナで試合するのは構いませんが、堀田等ディアナ勢 (除 Sareee)が

アイスのリングに上がるのは避けてほしいです。


◆売店他


前説が長く、試合時間も長かった為、売店時間はいつも以上に短くなりました。


ベストバウトは、都の頑張りが見えた第二試合。
アンケートには無い良かった選手は、石川を上げたいです。


◆感想

第二試合までは良い感じだったのですが、第三試合で流れが乱れ、メインは試合内容はともかく結果に

シラケてしまいました。

ともあれこうなった以上、後楽園ではしかるべき挑戦者を迎えて、しっかりした勝負で最後を飾って

欲しいと願うのみです。