「アイスリボン#421」-1
10月8日お昼は「アイスリボン#421」の観戦に行ってきました。
前回の興行から中一日ですが、最近良くも悪くも話題の中心となっている美央と木村が不参加で、
ちょっと寂しい感じのカードとなりました。
その影響も有るのか、大入りだった前回に比べると、客入りも良く有りませんでした。
今回リングアナを務める希月 あおいが久し振りに道場に現れましたが、試合前から観客の人気を
集めていました。
彼女の明るさは、会場全体の雰囲気も変えてくれます。
整列はつくし。
大分慣れて来てスムーズにこなしていましたが、小柄なのでもう一段上から全体を見た方が良いかと
思いました。
定刻になって、つっかと共にあおいもリングに登場。
早速のあおい人気に、つっかが拗ねていました。
前回に続き、初観戦の人が多いのには驚きました。
ポスター貼り等の地道な努力が実っている感じで、次はそのお客さんをどうやってリピーターにするか
ですが、当然ながら最も大事なのは試合内容です。
続いて、各試合の見どころ紹介。
つっか「第一試合、私がREINAタッグチャンピオンで、くるみは中学一年生なんですけどアイスリボンの
タッグのベルトを持っているんですよ。
タッグチャンピオン同士対、昔NEO女子プロレスという団体が有りまして、その遺伝子を持った二人組,
「運命」という風に二人は言ってたんですけど、運命タッグです。」
つっか「第二試合、大島 くじらという選手は 120Kg,40歳。
大型新人なんですけど、趙雲さんはさっき「何か何処かで見た事有るんだよね」って言ってたん
ですけど・・・
今日は、初対決という事で。」
あおい「第三試合、つくし、頑張ってー」
つっか「それだけですか。
私も、つくしの味方です。」
あおい「メインイベント、志田さんが最近元気が無い、って聞きます。
こんな時こそ、志田さんには希月 あおいが必要だと思います。」
つっか「素敵な、リングインコールをお願いします。」
あおい「勿論です。」
つっか「志田とハム子さんは、19時女子プロレスの前哨戦にもなるんですね。
なので、この二人の対決も見どころかなと思います。」
選手入場に続いて、人気投票。
ゴチャゴチャでしたがつっか判定は「あおいと趙雲さん」で、趙雲が驚いていました。
選手挨拶はくるみ。
「本日はご来場、有難うございます。
自分は久し振りの試合なんですけど、休んでる間に3cmも身長が伸びました。
なので、その3cmの差を今日の試合で見せたいと思います。
本日も全4試合、張り切って参りましょう。
頑張るぞ!」
「オー!」
◆第1試合
タッグマッチ15分1本勝負
藤本 つかさ&×くるみ (7:08 ヨーロピアンクラッチ)
○飯田 美花 (フリー) & NOZOMI (東京女子プロレス)
先発はくるみと飯田で、くるみが背比べを挑み公称 154cmの飯田に圧勝。
怒った飯田がくるみの足を踏みロープに飛びますが、くるみは「160cm」タックルで倒します。
飯田がNOZOMIを呼び込みダブル攻撃を狙いますが、二人の息が合わずモタつきます。
最終的には二人での河津落としから「運命」ダブルエルボーで、NOZOMIに交代。
NOZOMIがストンピングを浴びせますが、くるみはロープに振り返すと串刺しタックルから大暴走で
つっかに交代。
つっかは、ヘアホイップからサッカーボールキックを叩き込んでレッグロック。
つっかは串刺しドロップキックからエンジェルニーを決め、エースクラッシャーを狙いますがNOZOMIは
回避。
飯田が飛び込み串刺しエルボーから、NOZOMIの串刺しドロップキック。
二人はつっかをコーナーに押し込むと、ダブルのエンジェルニーからエースクラッシャー。
交代した飯田がタニバットを決めますが、二発目はかわされ自爆。
つっかは逆エビから、逃れられるとサッカーボールキック連発。
つっかのPKをかわした飯田がヨーロピアンクラッチを狙いますが、つっかはカサドーラに切り返し。
飯田がヘッドバットから再度ヨーロピアンクラッチを狙いますが、つっかはここも切り返してくるみに交代。
くるみは、ダイビングボディシザースドロップで飯田を倒すと、サマーソルドドロップからキャトル
ミューティレーション。
ロープに逃れた飯田は、脇固めから津軽固め。
くるみがロープへ逃げると、飯田はドロップキックからフィッシャーマンズバスターを決めトップロープに
上がりますが、つっかが足止めしくるみがデッドリードライブ。
つっかのミサイルキックからくるみがダイビングボディプレスを決めますが、NOZOMIがカット。
最後はくるみがラ・マヒストラルを狙う所を、飯田がヨーロピアンクラッチに切り返してスリーカウントを
奪いました。
運命タッグは、まだチームリーダーも定まっていない感じでコンビネーションが全く出来ておらず、
中盤以降は飯田のローンバトルになっていました。
最後は再三狙っていたヨーロピアンクラッチ (ディスティニークラッチ)が決まりスリーカウントを
奪いましたが、試合内容は誉められた物では有りませんでした。
コンビネーション以前にNOZOMIが調子を上げないと試合として厳しいですし、この勝利でタッグタイトル
挑戦、という流れが生まれなくて現時点では良かったです。
負けたくるみの方は、相手チームのバタバタした様子に調子を狂わされた感じは有りましたが、あまり
ダメージの無い状態で呆気無くスリーカウントを奪われたのは、チャンピオンとしては頂けません。
◆第2試合
シングルマッチ10分1本勝負
○趙雲子龍 (新北京プロレス) (5:28 チャイニーズレッグロールクラッチ) ×大島 くじら
ロックアップは、体格で圧倒するくじらが押し込みます。
リストの取り合いから趙雲がバックを取ると、くじらは突然「待った!」
その声で趙雲が技を解くと、何事も無かったかの様に手四つから試合再開。
趙雲がエルボーからくじらをロープに振りロープワークを続けさせると、最後は崩れ落ちた感じでくじらの
エルボーが趙雲の背中に落ち趙雲がダメージを受けますが、くじらもスタミナ切れで動けません。
趙雲がエプロンからの攻撃を狙いますが、くじらがタックルで趙雲を場外まで弾き飛ばします。
ここも趙雲がダメージを受けますが、くじらは動けず追撃出来ません。
リングに戻った趙雲にくじらがボディプレスを狙いますが、自爆。
趙雲はチョップからリバースゴリーを狙いますが、流石に上がらずエルボー攻撃。
趙雲がコーナーに振ろうとするとくじらが振り返し、串刺しラリアットからリング中央でのラリアット。
くじらがボディプレスを狙いますが、かわした趙雲がチャイニーズレッグロールクラッチを決めスリー
カウントを奪いました。
くじらが相変わらずで、自分から何かを仕掛ける事が出来ず、相手にお任せになってしまいます。
オンリーワンのキャラを持っていますし、使い方によっては面白そうなのですが、何しろスタミナ切れが
早過ぎてそれを活かす事が出来ていません。
最低でも10分は自分を支えられるスタミナを付ける事が、急務かと思います。
