「Gatoh-meet 11」-1 | メドさんのマニアックな日々

「Gatoh-meet 11」-1

9月12日 (水)夜は、市ヶ谷まで「Gatoh-meet 11」の観戦に行ってきました。


さくら えみがタイで立ち上げた「我闘雲舞」のPRや資金稼ぎ等の目的で帰国した際に行っている

興行ですが、今月7興行が予定されている初回になります。


先月から幾つか大きな動きが有り、最大の物はタイで我闘雲舞が、当初の目論みとは異なり男子選手

ばかりとは言え立ち上がった事で、さくら,米山がタイを離れている現在は、円華が面倒を見ている

そうです。


後はJWPとの関係で、リセット (さくら&米山)はタッグタイトルを失いましたが、市ヶ谷にレギュラー参戦

し自団体では見られない弾けた姿を見せていた、中森 華子とモーリーが合流する事となりました。

平日夜という事で観客は50人弱でしたが「世界で一番小さいプロレス会場」だと、ちょうど良い感じの

埋まり方でした。


定時になってさくらが登場。
タイと日本の現状説明 (タイ我闘雲舞立ち上げ戦のDVDを、来月には販売出来るかもしれないとのこと)

や、広報担当としてPRK氏を雇った事等の話が有りました。


選手入場では、華子とモーリーに大きな声援が飛びました。


◆第一試合 タッグマッチ 15分1本勝負
○怨霊&趙雲子龍 (7:34 怨霊クラッチ) マサ高梨&×杉浦 透


怨霊入場時に、スピーカーの断線なのかテーマ曲が止まるハプニング。
観客が「超常現象」だと騒ぐ中、怨霊は一旦下がり、ほうきを持った趙雲はキョンシー風に動作を停止。
復旧後、再登場となりました。


怨霊のエクトプラズムがいつもより多めの感じで、距離が近い分観客へのとばっちりも多くなって

いました。
マットも白くなる中、趙雲と高梨の外れの無い攻防が有り、最後は怨霊クラッチが杉浦に決まって

スリーカウント。


市谷のスペシャリスト2人がいれば面白くならない筈が無く、観客を充分に温めてくれました。
一方杉浦は、比較的大柄な身体を狭いマットでどう活かすのか、まだ試行錯誤している感じを

受けました。


◆第二試合 シングルマッチ 10分1本勝負
△彰人 (時間切れ) △CHANGO


共にキャラは強いですが、基本的には関節技を得意とするテクニシャンです。

マットが小さく場外エスケープが簡単な会場だけに、なかなか関節技で決めるのは難しく、関節技を

見せながらの丸め込みや打撃技も挟みますが、10分と言う時間も短く、最後CHANGOのジャングル

クラッチを彰人が返した所で時間切れ。

余力を残し延長を求める彰人ですが、余力が有るなら、とメインのレフリーを杉浦から託されました。


10分でこの試合スタイルだと決着が付き難いのは事実だと思いますが、与えられた時間が10分なら、

その中で良さを見せ勝利を狙うのもプロとしての仕事です。
ロープやコーナーが無いのと同様、これもプロレス頭を鍛える命題です。


◆第三試合 タッグマッチ 15分1本勝負

△さくら えみ&米山 香織 (時間切れ) △中森 華子&モーリー


華子組の奇襲で、試合開始。
積極的に攻撃を仕掛ける華子,モーリーを、リセットが受けて立つという試合展開となりましたが、

限られた環境の中、華子はキック,モーリーはチョップをメインに攻撃を組み立てた、と言うより、組立ても

考えずガムシャラに攻め込んで行った印象でした。
そんな中でも、華子が窓枠を使ったデスティニーハンマーを見せて、会場の使い方に慣れてきた一面を

見せました。
ノンストップの攻防は、終盤さくらが華子にラ・マヒストラルやタイガードライバーを決めて勝ちに

行きましたが、華子が粘り切り時間切れのドロー。


観客から大きな拍手が巻き起こりましたが、四人がしっかりと握手を交わしたのも印象に残りました。


前述の通り、華子もモーリーも綺麗な大技は殆ど見せず打撃技が大半でしたが、その分気持ちが

ストレートに伝わってくる清々しい闘いでした。
こういう試合を何処でも誰とでも出来れば一皮むけたと言えると思いますが、それが一番難しい事も

事実です。