『アイスリボン#407』-1
8月4日(土) 夜は『アイスリボン#407』の観戦に行ってきました。
一部で大きな話題となった頑固プロレス大久保の参戦や、メインの好カードで大入りを期待していたの
ですが、残念ながらいつもとあまり変わらない感じでした。
競合する興行も有りましたが、カード発表が前日夜になった事や大久保の対戦相手が伏せられていた
事が、悪い方に影響した可能性も有ります。
整列はくるみでしたが、彼女などがやる時は、周りの大人がしっかりフォローしてやってほしいです。
定刻になってリングに登場したのは、志田,猫子,成宮。
まずは、成宮から「装鋼麗女弐」の宣伝と、J-Ribbon優勝の挨拶。
志田からは、19日新木場大会での「女子プロレスサークル」公開練習&エキシの案内。
初観戦インタビューに続いて、各試合の見どころ紹介。
第二試合紹介で、一部から大きな拍手と「頑固」&「第二」コールが起こり、志田からたしなめられました。
選手入場時に、大久保に対しまたも「頑固」コール発生で、大久保自身も驚いていました。
人気投票でも、一回目で「頑固」が優勢。
大久保は「頑固」という事でやり直した二回目で、一番人気は「頑固」となりました。
その妙な雰囲気の中、挨拶はつくしとくるみ。
つくし「闘っても良し、組んでも良し、つくしです。」
くるみ「くるみです。」
つくし「今日は、二冠のチャンピオンが相手なんですけど、勝てると思います。」
くるみ「つくしとは夏休み一緒にいるので、連携もバッチリです。」
二人「それでは今日も全四試合、張り切って参りましょう。
頑張るぞ!」
「オー!」
◆第1試合
タッグマッチ 15分1本勝負
志田 光&×新田 猫子 (14:01 タイガースープレックスホールド) ○つくし&くるみ
先発は、志田とくるみの年女対決。
ロックアップは志田が押し込みますが、くるみはタックルでダウンさせるとつくしと合体プレス。
両者交代して、つくしが猫子に尻尾へのおてんばダッシュを見せますが、猫子はヘアホイップで反撃。
志田に替わると、髪の毛を踏み付けて身体を引っ張り、会場からブーイング。
志田もヘアホイップを見せて、猫子に交代。
猫子はボディシザースから、ボディスラムで志田に交代。
志田はキャメルクラッチで絞り、ファイアマンズバックブリーカー。
交代した猫子がヘアホイップで投げますが、つくしはかにばさみクラッチで止めてくるみに交代。
くるみはタックルからヒッププレスを決めて、キャトルミューティレーション。
尻尾でロープエスケープした猫子は、引っ掻きからカサドーニャ,ドロップキックで志田に交代。
志田はキチンシンク2連発から払い腰を決めますが、くるみも一本背負いから袈裟固め。
志田が逃れた所へ、つくしが飛び込みドロップキック。
合体フェイスバスターから、くるみがサマーソルトドロップを決めてつくしに交代。
つくしのトップロープからのボディアタックは受け止められますが、そこからコルバタに切り替えて
投げ飛ばします。
コーナーを背負った志田に、くるみがつくしを背負って「突撃」タックル。
くるみはつくしを背負ったまま、志田にヒップドロップ。
つくしが磔式ドロップキックを狙いますが、志田が逃れてニーリフト。
つくしはドロップキックを返し、磔式も成功。
志田はつくしを風車式バックブリーカーで叩き付け、くるみが飛び込むと二人まとめてブレーンバスターで
猫子に交代。
猫子は猫なで式バックブリーカーを狙いますが、つくしが回避してエルボー合戦。
猫子が尻尾で一撃すると、つくしはドロップキックで反撃。
猫子もドロップキックを返し、猫なで式バックブリーカー。
くるみがカットしますが、志田も飛び込みつくしに合体フェイスバスター。
くるみが猫子に空中首締め落としを決め、つくしはミサイルキック。
ハルカゼを狙うつくしですが、猫子は切り返して丸め込み。
志田がジャンピングニーを狙いますが、つくしが避けて同士討ち。
つくしが猫子にトゥインクルスターロック。
志田がカットしますが、くるみが猫子に空飛ぶくるみ割り人形。
これでKO状態になった猫子に、つくしがタイガースープレックスホールドを決めてスリーカウントを
奪いました。
つくしのリードでくるみも良く動いており、ローンバトル気味だったW二冠コンビを破りました。
ただ、このコンビだとつくしの負担が大きくなるので、タイトルマッチレベルの試合となるとくるみの頑張りが
大切になってきます。
◆第2試合
頑固コロシアム特別ルール
シングルマッチ 10分一本勝負
△大久保 一樹 (時間切れ D0E1-D0E1) △グラップリングマシン2号
試合前に頑固コロシアム特別ルールの説明が有りました。
*スリーカウントは無く、決着はギブアップ,KO,TKO,レフリーストップ
*両者3ポイントのロストポイント制で、ダウン,エスケープで1ロストポイントとなり、ポイントが無くなると
TKO負け。
*時間切れの場合は、ポイントが多く残っている選手の勝利で、同じ場合はドロー
大久保に続いて入場したXは、翌日の西調布でも対戦予定のグラップリングマシン2号。
選手紹介は「越谷ハリケーン」でした。
「第二試合」と言っても頑固ではメインを張るカードですから、序盤から緊張感の有る格闘技的攻防と
なりました。
両者のキックから関節技の掛け合いでは、初めて見ると思われる観客からも声が上がっていました。
腕の取り合いから、足の取り合い、首狙いと来て、2号の腕ひしぎからスリーパーががっちり入って
大久保がロープエスケープで先に1ロストポイント。
この時に、レフリーがエスケープに気付かず試合をなかなか止めなかったのは、残念でした。
攻勢に出た2号は、大久保の足を鉄柱にぶつけ、そのまま場外へ。
椅子攻撃等で場外カウントが進みますが、19で両者リングに戻り、一部観客からは「あー・・・」という
ため息が。(笑)
この場外戦で足を痛めた大久保ですが、投げ捨てジャーマンから腕ひしぎ逆十字を極めエスケープを
奪って、ポイントを五分に戻します。
その後は、足のダメージで動きの落ちた大久保に2号がレッグロックや膝十字で襲い掛かりますが、
大久保もキックや腕ひしぎ逆十字で粘り、最後2号の逆片エビが極まった所で時間切れドロー。
会場の何割かの頑固ファンが異常に盛り上がった一戦でしたが、残りのお客さんにはその盛り上がり
方も含め、何が何だか分からない一戦だったかと思われます。
それでも、両者の強烈なキックや高度な関節技の応酬,激しい場外戦はプロレスファンなら、その内容の
濃さは分かる筈で、終盤は会場が沸いていたと思います。
もう一つ面白かったのは、セコンドに入っていた練習生のきゅうり (仮)が、何も分かっていない筈なのに
一所懸命大久保に声援を送っていた事で、彼女にも是非一度西調布を体験して貰いたいと思います。
