『アイスリボン#383』-1 | メドさんのマニアックな日々

『アイスリボン#383』-1

4月25日(水)夜は『アイスリボン#383』の観戦に行ってきました。


メドさんのマニアックな日々

後楽園大会前で豪華ゲストが顔を揃え、組み合わせも興味深い物が有り大入りが予想されましたが、

久し振りの満席状態。
平日としては、道場史上最高だったのではないでしょうか。


華名目当てかと思われる、普段見ないお客さんも多かったです。


大人数の為か、整列は選手では無く甲田さんが行ないましたが、不慣れなお客さんも多く一旦全員外へ出る

方式の方が良かったかと思います。
事実、本来なら最優先に着席となる女性客や家族連れがなかなか前へ行けず困っているのを、他のお客さんが

助けていました。

また、観客が座れない場所に座ろうとするお客さんに他のお客さんが注意していましたが、これも一つ間違える

とお客さん同士のトラブルにもなりかねません。
不要なトラブルが起こる前に、しっかり対処してほしいと願います。


今回もMCはつっか。

入場者数がこの時点で125名で有る事と、試合数が多い為初観戦インタビューを省く事を話しましたが、

結構な人数の初観戦の方がいたと思われます。

各試合の見所も、短めでした。


「第一試合、同期対決となっているんですけど、成宮は熊本に先日日本舞踊の公演が有って、二週間振りの

試合となります。」


「第二試合、こちらは北海道に有る「北都プロレス」の定番カードとなっております。
ハム子さんも久々ですね。」


「第三試合、昨日ツイッターを見た方は分かると思うんですけど、都が猫子さんの事を「妖怪、妖怪」と悪口

ばかり書いていて、猫子さんが本当に怒り狂ってしまったんですね。
そこで猫子さんの怒りが沸点まで達してしまって、今日は「コマンド猫子」でやるらしいです。
今日は対戦カードが変更となりまして、コマンド猫子vs 松本 都vs 長野 ドラミとなりました。」


「セミファイナル、帯広派の集まったカードですね。
帯広が5月5日後楽園大会で、自分とつくしの持つリボンタッグに挑戦するんですけども、気合いを入れて

貰えばなと思っています。」


「メインイベント、華名さんと志田の後楽園シングルとの前哨戦となります。」


選手入場は有りませんでしたが、人気投票だけは有りました。(笑)


「今、リングの中にいる選手の中で一番好きな選手は?」

一回目はバラバラで、つっかが再度キレ気味に「今、リングの中にいる選手の中で一番好きな選手は!?」


二回目で漸くほぼ「つっか」となり、「125名、総て私のファンです」と、そのまま開会挨拶も。


「それでは、今日も全5試合、張り切って参りましょう!
頑張るぞ!
オー!」


*いよいよさくらっぽくなり、昔の面影が徐々に薄くなってきています。(笑)


◆第1試合 シングルマッチ 10分一本勝負
○成宮 真希 (7:15 六方落とし→片エビ固め) ×内藤 メアリ


ロックアップから成宮が先手を取り、首投げからスリーパー,ボディシザースで締め上げ、ボディスラムから

逆エビ。
逃れたメアリにアルゼンチンバックブリーカーを狙いますが、メアリは回避すると袈裟切りチョップ。
成宮もチョップを返し、打ち合いから最後はリング中央で相打ちとなり、両者ダウン。
メアリが成宮をコーナーに叩き付け突進しますが、成宮はコーナー上からのキック。
成宮はメアリをボディスラムで投げるとギロチンドロップを落とし、再度逆エビから逆片エビ。
メアリがロープに逃れると、成宮はアルゼンチンバックブリーカーからリングに叩き付けます。
成宮のセカンドロープからのダイブを交わしたメアリは、バックエルボーを叩き込みますが、成宮は

ボディスラムのお返し。
セカンドロープに上がる成宮にメアリが突っ込みますが、成宮は逆に捕えると不完全ながらも六方落とし。
メアリがスクールボーイ連発で反撃しますが、成宮は切り返して押さえ込み。
成宮はカカト落としから再度アルゼンチンバックブリーカーで担ぐと揺さぶりを掛け、トップロープにメアリの

喉元を叩き付けます。
成宮はメアリを引き摺り起こすと六方落としを決めて、スリーカウントを奪いました。


以前より力の差が開いた感じで、ほぼ一方的な試合となりました。
メアリは試合だけで無く練習も足りていない様で、先手を取られると立て直す事が出来ませんでした。
環境的には恵まれませんが、その中どう両立させるのか、工夫を見せてほしいです。


◆第2試合 シングルマッチ 10分一本勝負
○藤本 つかさ (5:56 飛び付き式首固め) ×星 ハム子


ゴングと共に、両者が自分へのコールを煽りますが、明らかに優勢なのはハム子。

つっかは、キックからハム子をコーナーに詰めると「お帰りー」と串刺しドロップキック。
二発目を狙うつっかに、ハム子は「ただいまー」とタックルのお返し。
つっかはハム子をコーナーに押し込むと、エンジェルニーからエースクラッシャー。
ハム子はつっぱりでつっかをコーナーに詰め「オ・シ・リ・ダー」からブルドッキングヘッドロック。
ハム子は「どすこい」逆エビから、逆片エビ。
逃れたつっかは、ハリケーンラナで投げると619からトルニージョ。
つっかがトップロープに上がりますが、追い付いたハム子がデッドリードライブ。
ハム子がトップロープからミサイルキックを見せると、つっかはハイキックからミサイルキックのお返し。
エルボーの打ち合いから、ロープへ飛んだつっかがカサドーラ。
つっかは、サッカーボールキックからPK狙いを一旦はかわされますが、もう一周して蹴り飛ばします。
ビーナスシュートを狙うつっかにハム子が追い付き、後頭部へラリアット。
つっかの回転エビから、丸め込み合戦となります。
ハム子が強引にスパインバスターを決めますが、トップロープからのダイビングボディプレスは自爆。
再度の丸め込み合戦から、最後はつっかが飛び付き式の首固めで丸め込んでスリーカウントを奪いました。


試合後クリーンに握手をするかと思いましたが、つっかがドロップキックを浴びせて逃走。
ハム子が追い掛けていきました。


短い試合時間でしたが、お互いに技を決め合って見応えの有る一戦となりました。
キャラも対照的ではっきりしていますし、共に相手の技量を把握し合っていますので、どんな状況でも会場を

盛り上げる一戦になります。
同時に、今のアイスでハム子が如何に重要な存在で有るかを再認識する一戦ともなりました。


◆第3試合 トライアングルリボン選手権 15分一本勝負
○コマンド猫子 (7:08 ネ・コヒストラル) ×松本 都 (崖のふちプロレス),もう一人は長野 ドラミ
※第12代王者、初防衛に成功


チャンピオンの猫子は予告通り、顔面白塗りのコマンド猫子として登場。

ゴングが鳴っても猫子はコーナー上から動かず、都とドラミの攻防で試合開始。
一段落すると、都がコーナーから動かない猫子を挑発。
猫子が下りると、ドラミが猫だましから都と合体のクローズライン。
都がドラミにお腹スクリューを決めると猫子も加わり、最後はダブルのお腹スクリュー。
都はダウンしたドラミのお腹を抑えるとそのまま回り、更にダメージを与えます。
都がドラミをロープに固定すると、猫子がペンを持ち出し、お腹に顔の落書き。
怒ったドラミは二人をタックルで倒し、猫子をボディスラムで都の上に落とし、二人へボディプレス。
ドラミは二人まとめて逆エビを極め、逃げられると二人をコーナーに投げてドラドラアタック狙い。
いち早く都が逃げると、ドラミは都にベアハッグ。
猫子が二人を回転させて、マットに叩き付けます。
猫子がトップロープへ上がると、そこへ都が襲い掛かりスパイダージャーマン狙い。
そこへドラミが襲い掛かり、都を逆さ吊りにするとドラドラアタック。
ドラミが猫子にドラドラドライブを狙いますが、猫子が切り返して雪崩式回転エビ。
これで頭を強打したドラミが場外へリタイヤし、都が猫子を丸め込もうとしますが、猫子が十字固め風に

丸め込んでスリーカウントを奪い防衛に成功しました。


序盤は都,終盤はドラミが動き回ったのに対し、すっかりトライアングル慣れした猫子が常に多数派に回って、

上手く休みながら勝負所を押さえた感じでした。

最後の雪崩式回転エビでドラミが危険な角度で頭を打った様に見え、同じ技で緊急搬送された高橋 奈苗の

アクシデントを思い出してヒヤっとしたのですが、ともあれ歩いて帰り、売店では「頭が痛い」と言いながらも

元気そうだったので、一安心はしました。
ただ、もし頭痛が残る様なら医者へ連れて行ってほしいです。