『アイスリボンマーチ2012』-3
◆第6試合 シングルマッチ 15分1本勝負
○松本 浩代 (エスオベーション) (14:01 ヒロヨストーン→体固め) ×長野 ドラミ
道場で「作戦って何?」と言っていたドラミが、言葉通り真っ向からぶつかりました。
体格で上回り、パワーだけで無くスピードもテクニックも有る浩代に通用するのは難しかったですが、全力で
持てる物を総てぶつけたドラミに、会場から大きな声援が飛びました。
大会後、浩代からも「自分を狙ってくるのは、望む所だ」と認める様な発言も有りました。
まだまだ伸び代の有る選手だと思いますし、大きく伸びる為には団体外選手とどんどん闘って欲しいです。
◆第7試合 ICE×60選手権 20分1本勝負
【王者】○志田 光 (16:35 スリーカウント→体固め) ×希月 あおい【挑戦者】
※第14代王者初防衛に成功
序盤は完全にあおいのペースで、まず場外プランチャーやセントーン10連発で先手を取り、志田が反撃に
掛かろうとすると場外を一周して逃げ回り、とペースを渡さない上手さを見せました。
ただスタミナに不安が有ったのか、早い段階で旋回式ボディプレス,ダブルリストアームサルトを出して
決め切れず、以降はやはりスタミナ切れを起こしていた印象を受けました。
前哨戦でスリーカウントを奪った逆転のスクールボーイが最後のチャンスでしたが、それを返されて
万事休しました。
敗れたあおいですが、観客へのアピール度では圧倒していましたし、久し振り,或いは初めて見るお客さんも
多かったと思うのですが、強い印象を残したと思います。
決して技が豊富という選手では有りませんし、特筆すべきスピードやパワーが有る訳でも無いのですが、
独特のペースを掴む上手さと高い存在感が有ります。
対外的な経験も持っていますし、今後参戦頻度が増えて行けば更に良さが出て来てベルトを巻く可能性も
高くなりそうですし、他選手への刺激にもなってきます。
アイスリボンに希月 あおいが帰ってきた事が、団体に取って本当に大きい事を再認識しました。
◆エンディング
志田に続いてあおいがマイクを取り、共にプロレスに対する思いを語りました。
