『アイスリボン#351』感想
◆感想
私自身がさくら流に慣れてきた、というのも一因だとは思いますが、最近は以前の様に予想を超える出来事が
起こる事が少なくなり、予想通り,しかも悪い予想が当たっている気がします。
この四人の対戦なら元々時間切れドローとなる可能性が高い上に、後楽園で闘うシングル王者と挑戦者,
タッグタイトル決定戦参加チームという、負けられない以上に大会の為に負かせない4人ですから、多くの
観客が時間切れドローを予想し、その通りの結果となりました。
前日の日記で「時間切れ引き分けでは不透明且つ安っぽい決着です。」と書き、その状況下でも決着が付く事を
期待していたのですが、結果的にはサプライズもインパクトも無い当たり前でつまらない決着となりました。
しかも試合順の決定が「さくらの直感で、次回14日発表」では、この試合をやる必要は無かった、と言わざるを
得ないです。
ちなみに、決定に数日掛かるのでは「直感」とは言えません。
「直感」と言うなら、せめてその晩中に決定,発表しなくてはいけません。
さくらの脳内では既に決定していて、発表を遅らせているだけかもしれませんが。
それはともかく、本気でこの試合で決めるつもりなら「時間無制限」にすべきでしたし、あくまでタイトルマッチと
同じ20分での決着に拘るなら (これも前日の日記に書きましたが)「時間切れなら、両試合ともメイン失格」として
試合をやるべきでした。
例えばタッグトライアングル
ディーノ&大石vs 大家&飛香vs 葛西&都
は、先日の道場マッチの様なダンスがメインテーマのおちゃらけた試合を予想していますが、もしメインに
置いてこのメンバーでバチバチやるならそれに相応しい内容となり、男子インディーズファンにも魅力的な
カードとなる筈です。
試合内容に関しては、試合後さくらが
「タイトルマッチで引き分けたらタイトル剥奪なんだよ!
ドローだったら剥奪だよ!
延長なんて甘いんだよ!
頭冷やして考えろ!」
と言い、その夜のTwitterでは
「志田よりも、藤本よりも、つくしに「勝ちたい!」という気持ちを感じる。」
と書いていたのですが、試合中最も「勝ちたい!」という気持ちを感じさせなかったのは、さくらでした。
ドローならチャンピオンになれない、のはさくらも同じなのですが、その試合内容は勝ちを本気で狙った試合,
例えばRayと組んでビーナスからリボンタッグを奪った試合とは異なり、引分け狙いと見えました。
「頭を冷やして考える」必要が有るのは、さくら自身だと思います。
私の印象としては、この試合で後楽園の試合順を決める気は頭から無く、既に決まっている事の発表を
先送りして話題を引っ張る狙いとしか思えませんでした。
しかも、今大会の観客数を見るとその狙いは成功してはいません。
フラッシュトーナメントのメンバー選びやX60の挑戦者等、ビッグマッチでの決定事項の先送りは今回に限らず
ほぼ毎回行われています。
こういった茶番の様な結論先送りを続けている事が、団体の信用,信頼を落とし、集客にも悪影響を与え、
業界での地位を相対的に落としている事を理解しないと、現在の低迷,迷走を抜け出す事は不可能だと
思います。
*追記
「さくらの言う事は信じられない」だったら、まだ笑いで済みますが、「アイスリボンの言う事は信じられない」と
なってしまったら、笑いでは済まずもはや致命的です。