八重洲「エリック・サウス」
三年ほど前に都内に南インド料理を食べられるお店が少ない、という日記 を書いたのですが、それ以降
南インド系のお店が次々に開店して、ミールスを食べられるお店も増えてきました。
と言っても、それが地下街の食堂に出店するまでになるというのは驚きです。
場所は東京駅近く八重洲の地下街で、店名は「エリック・サウス」と言います。
元々は岐阜に本店が有り、関東進出はこちらが3軒目の様です。
八重洲ブックセンター近くにダクシン ,京橋にダバ・インディア と、南インド料理の名店でハイレベルなミールスが
食べられるお店が有り、界隈の人に馴染みが有るのが良いのかもしれません。
席は場所柄か、カウンター中心で大人数向きでは無く、逆に私の様な一人客には有難いです。
入ったのが休日の13時前で割と空いていたのですが、暫くすると次々に来店が有りほぼ満席となりました。
ランチメニューは単品 \760から有り、ビリアニ \950やランチミールス \990も有るのですが、今回は13時からの
ミールス \1,390が狙いです。
ノンベジとベジが同じ価格なのですが、例に拠ってベジを注文。
一つの理由は、年齢的に肉より野菜が身体に合う事なのですが、もう一つの理由は野菜カレーの方がお店の
実力や誠実さを測れる為です。
ちなみに、このお店はナンを置いていませんが、これは好感度が上がります。
前述ダクシンやダバでもナンは有り、私の覚えている範囲でナンを置いていないのは、大森「ケララの風」,
下北沢「ムーナ」,根津「パサ」に、先日行った町屋「プージャ」くらいかな。
さて料理ですが、中央にダールパウダー (インドの黄粉)が掛かったインディカライスが有り、手前には日本米の
サフランライス。
そこから時計回りに
ほうれん草のクートゥ
レンズ豆のカレー
野菜カレー
サンバル
ラッサム
プレーンヨーグルト
ワダ
ココナツチャツネ
ウプマ
で、ライス,サンバル,ラッサムはお替り自由です。
最初にワダにチャツネを付けて食べたのですが、ワダは油が強過ぎて合格点は出せません。
一方のココナツチャツネは相当美味しく、他に期待を持たせました。
その後は、二種類のライスに各種カレーを掛けて適当に混ぜながら食べて行きましたが、いずれのカレーも
スパイスをきちんと使って丁寧に作られているのが感じられ、どんどん手が進みます。
味的にはインディカライスの方が当然合いますので、お替りのライスはインディカだけを注文。
サンバルを2回とラッサムを1回お替りし、最後にもう一度インディカライスをお替りして、ヨーグルトとテーブルに
置いてある辛いピックルを混ぜてカードライスにして完食しました。
手洗いは店の外で共同なのですが、フィンガーボールと多めのお絞りを出してくれたので手食でも安心です。
インディカ米とレベルの高いカレーが満足するまで食べられて、ダバやダクシン,アーンドラの同等のミールス
より割安ですから、現時点で個人的にはNo.1です。
後は、ワダだけ直して貰えれば満点かも。
南インドカレー&バルエリックサウス (インド料理 / 東京駅、京橋駅、日本橋駅)
昼総合点★★★★☆ 4.5

