崖のふちプロレス 第5戦
10月20日夜は、蕨まで「崖のふちプロレス 第5戦」の観戦に行ってきました。
過去、非常に面白い好興行の連続で実績を作り、しかも今回の相手が引退を間近に控えたプロレス界屈指の
エンターテイナー澤 宗紀という事で、わずか5日前の告知で平日開催にも関わらず、最終的には120名を超える
レッスルアリーナリニューアル以降では恐らく最多の観客数を集めました。
まず対戦相手の澤が登場して、今日の対戦への意気込みを語りました。
続いて都が登場し、長い前説。
ここで、今回は過去と同じ5番勝負ではなく、60分1本勝負で行なう事が発表されました。
その他、とても書けない話も有りました。
出場全選手が登場しての人気投票は、澤が優勢でした。
試合開始から暫くは睨み合いでしたが、澤のキックや関節技で既に都が涙目に。
場外戦で両者が椅子を持ち出しましたが、そこへ座り討論会「出来ちゃった婚は是か非か」
ここでも、澤の厳しい攻めが。
澤の「笑える話」,都の「悲しい話」に続き木曽レフリーの「悲しい話」が始まるが、終わりが見えない為試合
再開。
試合中とは思えない都の表情が、闘いのハードさを物語ります。
場外戦では、またまた壁の破壊が。
場外から戻った二人は「モイスチャーブルドッグ」として、エチュード (即興劇)「ハロウィーン」を。
ここだけは、事故レベルでした。
次のモノマネは、今回も危険な香りが。
次の闘いで二人が会場外まで出て行ったので、リングアナのつっかから仙台リボンのインフォメーションと
スタンディングオベーションの練習も有りました。
点滅照明の中スローモーションの攻防が有り、最後はムーンサルト失敗の武藤に都がDDTを決めスリー
カウント。
40分を超える熱戦に、ピリオドが打たれました。
最後、戻ってきた澤により「鉄腕都」が歌われて、興行が終了しました。
途中色々挟まれましたが、1本勝負にする事で非常にテンポが良くなり、二人のエンターテイナーの魅力が
存分に発揮されました。
これまでも発揮されていた都のプロデュース能力の高さが今回も発揮され、澤の魅力が最大限に引き出された
と思います。
またプロレスとしての闘いの部分でも、澤の容赦無い打撃,関節技,投げ技に顔を腫らし涙目でボロボロに
なりながらも、最後まで心を折らずに食らい付いて行った都は素晴らしかったです。
基礎練習はやっていても、プロレスの練習,実戦から遠ざかっている為か、出した技はパンチ,キックに
初公開のラリアットと、最後のスイングDDTくらいでしたが、それも物足りなくは感じませんでした。
過去の崖プロでもベストの興行だったと思いますし、個人的にも今年観戦した興行の中でベストだったかも
しれません。
澤,都に加え、影の主役だった木曽レフリーやリングアナ,インフォメーションで活躍したつっかにも、大きな
拍手を送りたいと思います。
「やりすぎくらいがちょうどイイ!」は澤のキャッチフレーズですが、都がそれを引き継ぐのかも。












