『アイスリボン#329』-1 | メドさんのマニアックな日々

『アイスリボン#329』-1

10月2日 (日)夜は『アイスリボン#329』の観戦に行ってきました。


メドさんのマニアックな日々

タイトルマッチが組まれた翌日で、競合する興行も有って客入りはどうかと思っていたのですが、結構入って

いました。


さくらが諸注意のBGM終わりピッタリにリングインし、その事で上機嫌となり「今日は良い大会になる気がする」と

言っていましたが、結果的にはその予感が当たりました。


前説では「試合を見る時は、好きな選手を決めて応援しよう」という話が出ましたが、アイスの場合は双方を

応援しているケースも多々有り、難しい事が有ります。


見所は

第一試合:'10年組vs '11年組の同期コンビ対決。
ただ、さくらは帯広のデビュー時期をすっかり忘れていました。
ちなみに帯広のデビューは昨年の4月29日で、くるみより先輩です。


第二試合:大多数の人に取ってはどっちが勝っても良い、1年4ヶ月振りのシングル対決。
どちらを応援するか拍手しましたが、ハム子が優勢でした。


第三試合:特に無いが、くるみがノビノビと試合をやってくれれば良い。


第四試合:15日にリボンタッグ挑戦が決まっているドロップキッカーズと、久し振りに道場マッチ参戦のりほの

対戦。
こちらも拍手による人気比べが有りましたが、互角でした。


入場式では、この中で唯一チャンピオンのくるみが最後になりましたが、緊張したのかリングインでつまづいて

いました。


人気投票ではつっか優勢でしたが、「「つっか」は聞こえやすいので「藤本」と呼べ」となった二回目は、

「「さくら」が聞こえた」で、結論は無し。


選手挨拶はドラミで「今日、JWPのブルースターカップで負けたが気にしない。次、勝てば良い。

今日勝てば良い。」と前向きな発言。


*大会後「プロレスのリーグ戦で優勝する選手は、大概初戦は負ける物だ」という話をしたら、「それが

セオリーですね」と同意していました。


◆第1試合 タッグマッチ 15分1本勝負
×宮城 もち & 帯広 さやか (9:46 ダイビングセントーン→片エビ固め) 成宮 真希 & ○長野 ドラミ


昨年デビューの帯広&もちと、今年デビューの成宮&ドラミの一戦です。


帯広と成宮が先発で、ロックアップからアームロックの応酬は互角で双方交代。
もちが首投げからボディシザースに取りますが、成宮は前屈で抜け出してカンパーナ。
交代したドラミがパンチからタックルを仕掛けますが、打ち勝ったのはもち。
交代した帯広が、ドロップキック3連発から逆エビ。
ロープへ逃れたドラミは、エルボーで反撃しボディスラムからボディプレスで成宮に交代。
帯広と成宮のチョップ合戦となりますが、成宮のチョップがドラミに誤爆。
帯広がダブルチョップから帯広マジックを狙いますが、成宮が切り返し、コーナーに詰めるとローリングチョップ

からコーナーに上っての脳天チョップ。
帯広は帯パックで丸め込んで、もちに交代。
突っ込んできたもちをカニバサミで倒した成宮は、背中にチョップを入れてアルゼンチンバックブリーカーを

狙いますが失敗。
更にギロチンドロップも自爆した成宮の足にもちがボディプレス。
シャイングもちザードを決めるもちに対し、成宮はお尻にチョップを入れてからアルゼンチンバックブリーカーに

担ぎ上げます。
替わったドラミがタックルを仕掛けますが、もちがボディスラムから帯広のキックを挟んでうすDON2。
メタボリックサンドは不発ですが、うすDONを決めカウントはツー。
もちはもっちりバディシザースも決めますが、ドラミがカット。
ボディスラムで成宮を叩き付けたもちは、トップロープから棚からぼたもちを狙いますが成宮が回避して自爆。
替わったドラミがボディプレスを決めてダウンしたもちに、正面からボディアタックしそのまま両足を取って

丸め込む新技を見せますが、カウントはツー。
成宮がもちをボディスラムでセットし、コーナー最上段へ上ったドラミはこちらも初公開のダイビングセントーン。
結果的には距離感を間違え背中はマットに落ちたのですが、後頭部がもちのお腹を直撃し、そのまま

スリーカウントを奪いました。

初公開技連発で逆境ナイン以外では初勝利となったドラミは勝利の叫びを上げ、観客からの大きな拍手を

受けました。


試合全体としてはこの中では実力上位のもちが試合を引っ張りましたが、成宮とドラミも元気一杯のファイトで

それに応えた好試合でした。
特に、JWPのブルースターカップにアイス代表として出場する事で自信と自覚を持ったドラミのイキイキとした

ファイトは、長い間練習生としてくすぶっていた頃とは別人の様です。


逆にこの好試合の中、帯広の存在感が薄かったのが気になりました。
技やムーブを受けてくれる先輩相手だと良い試合となっても、後輩相手になると引っ張る事が出来ず未熟さの

方が目立ってしまいます。
今は結果を求めて勝ちを焦るより、足元を固める方が先決です。