『アイスリボン#303』-2 | メドさんのマニアックな日々

『アイスリボン#303』-2

◆第2試合 タッグマッチ 15分1本勝負
星 ハム子&○宮城 もち (13:01 もっちりバディシザース) 志田 光&×成宮 真希


シャッターリボンという事でいつも以上に気合いが入るらぶりーぶっちゃーずは、何故かアラビア風のコスを

身に着け観客に必要以上にアピールします。


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成宮とハム子が先発で試合開始。
関節技の応酬の後、謎のアピール合戦が有って交代。
ぶっちゃーずが同時の腹ウォッシュや、もちの「お腹でフォール」でまずペースを握りますが、志田が膝等の

打撃で反撃。
成宮もコーナーでのキックやお得意のチョップを見せますが、エクスプロイダーは不発。
それでもハム子をアルゼンチンで担ぎ上げてパワーを見せます。
対するもちも、志田の脚を取るとドラゴンスクリューを決め、シャニングもちザード,うすDONと得意技の連発。
もちハムバーガー3連発のぶっちゃーずに対して、志田組もブレーンバスターとチョップを合体。
最後はもちと成宮となり、うすDON2を決めるもちに成宮も丸め込みを見せますが、最後はもちのもっちりバディ

シザースが決まってスリーカウント。


攻守でもちの安定感が目立っていましたが、成宮がもちを意識して向かっていき、志田がフォローに回って

面白い内容の一戦となりました。
成宮にしてもメアリ,猫子にしても、新人ばかりのN3でやるよりは、こうやって先輩と組んで試合した方が成長に

つながると思います。
また志田としても後輩と組む事で勉強する部分も有ると思いますので、こういったチームでの試合をどんどん

組んでほしいです。


◆第3試合 タッグマッチ 15分1本勝負
○リボン 高梨 (DDT)&さくら えみ (14:57 首固め) 趙雲子龍 (新北京)&×都宮 ちい


7月3日新木場で KO-D タッグ選手権に挑戦する高梨&さくらの試運転となります。


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先発は高梨とちいで、じっくりとしたグラウンドの攻防で会場を魅入らせます。
「じっくり行こうぜ」というさくらでしたが、双方が交代して趙雲と相対すると途端にスピードアップした攻防に。
まずは趙雲がさくら組に捕まりますが、この3人は何度も闘って手慣れていますので安心してみられます。
趙雲がちいに替わると、高梨に対し痛めていた右膝に集中攻撃。
高梨としてもちいとは一年以上当たっていなかったので、ちいの成長,変貌には驚いたと思います。
コーナーのさくらは、全くカットに入る気は無く「やり返して戻ってこい」。
何とか反撃した高梨でしたが、そこへちいが久し振りの金銭買収行為。
そこから抜け出した高梨がさくらに交代して、再度試合が動きます。
お互い大技を出せず時間切れが見えてきたのですが、終了間際しつこく膝を狙うちいを高梨が強引に

丸め込んでスリーカウントを奪いました。


手慣れたメンバーの中にちいが入る事で、試合が活性化された印象を受けました。
相手も試合形式も選ばず、自分を出しつつ試合を面白くするちいもまた、今のアイスには欠かせない存在です。
一方、さくら,高梨は共にベストからは遠い印象で、タイトルマッチまで時間が無い事を考えると、不安が残る

内容でした。


◆第4試合 トライアングルリボン選手権試合 15分1本勝負
×藤本 つかさ (8:48 変形逆さ押さえ込み) ○新田 猫子,もう一人は Ray
※第6代王者が初防衛に失敗。新田猫子が第7代王者になる。


つっかが3月の決定戦でその前に剥奪されたベルトを再度巻いてからの初防衛戦ですが、一週間前の

ノンタイトル戦と同じカードになります。


まずはつっかとRayが猫子狙いでエプロンに張り付けてのチョップ等Wの攻撃も見せますが、ある程度すると

予想通りつっかがRayを裏切り場外に落とします。
上がろうとすると邪魔されるRayは暫く場外に残ってつっかと猫子の対戦となり、猫子がねこなで式バック

ブリーカーを極めつっかがRayに助けを求めますが、Rayは当然無視。
暫くしてリングに上がったRayが二人相手に動き回り、スペースローリングエルボーや白鶴を決めますが、

つっかのビーナスシュートを食ってダウン。
押さえ込むつっかの上から猫子がキャット空中ニャン回転を狙いますが、つっかが避けた為Rayを直撃。
これでRayが戦線離脱し、猫子がそのまま変則的なムーブからの逆さ押さえ込みを決めて王者つっかから

スリーカウントを奪い、第7代王者となりました。


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大喜びの猫子の横で愕然として落ち込むつっかに、ちいが寄り添って慰めていたのが印象的でした。


トライアングル戦は一番動いた人間が損をする事が多いのですが、この試合では中盤からのRayが

そうなりました。
またつっかとしては、残り二人がトライアングル慣れしていないので、引っ張る事に気持ちが行ってしまった

印象も有ります。

新チャンピオンとなった猫子はデビュー4ヶ月足らずでの戴冠となりましたが、その内容は堂々とした物でした。
フィニッシュ技も初めて見る物でしたし、試合途中でもライムライト風のムーブも見せており、運動能力の高さと

プロレスを研究している姿勢は特筆すべき物です。


つっかに取ってタイトルが移動してしまったのは残念ですが、逆にこれでX60一本に絞れますので、この

タイトルに関しては絶対王者と呼ばれる位になってほしいです。

またつっかが二冠王だった事も有ってなかなかタイトルマッチが組まれなかったTRCも、新人の猫子が

持った事で他の新人,若手も狙ってくるでしょうし、タイトル自体が活性化する事に加え、これが若手,新人を

更に活性化する事を願います。
そうなれば、タイトル設立者としても嬉しいのではないでしょうか。