『アイスリボン#280』-2
◆第3試合 タッグマッチ 15分1本勝負
○つくし&りほ (7分57秒 ハルカゼ)真琴&宮城 もち×
先発は、大阪でタイトルマッチの可能性も有るつくしと真琴。
(今日、つくしがさくら相手に防衛しましたので、タイトルマッチが決まりました)
つくしが練習を積んでいるアマレス流の動きで、素早くバックを取りローリングさせ翻弄するとお互いに交代。
宮城登場で試合の雰囲気が変わり、りほの攻撃をお腹の弾力で跳ね返すと腹ウォッシュ攻撃。
代わったつくしにはボディシザースからの餅つき攻撃を見せ、更にりほにシャイニングもちザードと体力と
パワーで小柄な中二コンビを攻め込みます。
真琴もポスト上のつくしを蹴り上げ、WWニーから宮城のうすDONとつなぎますがりほがカット。
つくしのハルカゼを裏ジャイアントスイングで返した宮城でしたが、りほの延髄ニーを食い、最後は再トライの
ハルカゼで丸め込まれてスリーカウントを奪われました。
勝った中二コンビですが、体格差,パワー差から攻め込まれる場面が目立ちました。
最後も、キャリアが浅く体型的に丸め込まれると返せない宮城相手なので決まりましたが、挑戦する
チャンピオンは百戦錬磨です。
この二人がタイトルを取る様なら、団体内の流れも変わってきそうなのですが、この日の内容だと厳しそうです。
◆第4試合 インターナショナルリボンタッグ選手権試合 20分1本勝負
【王者】○さくら えみ&Ray (15分8秒 ラ・マヒストラル)【挑戦者】ヨネヤマカオ・リー×&みなみ 飛香
※第15代王者が初防衛に成功
先発は、さくらと飛香。
お互いに手の内は分かっているだけに、噛み合った攻防を見せてくれました。
中盤までは飛香が元気一杯に動き、Rayも負けずにハイスピードな攻防を見せて、互角の展開が続きました。
終盤はさくらとリーの対戦となり、さくらがタイガードライバーとギロチンの合体やクリオネ,二階からの
にゃんにゃんプレスを見せれば、リーもチャイニーズジャーマン,飛香のスカイダイビングプレスからの
セントーン,ロールスルージャーマン,ヨネ-ZOUと大技の連発となりますが、パートナーのカットも有り
スリーカウントは奪えません。
雪崩式ヨネ-ZOUを狙ったリーを、さくらが体重を掛けて押し潰した事でリーが大きなダメージを受けます。
そこからも延髄ニーを見せ粘ったリーでしたが、二発目を交わされ、最後はさくらがラ・マヒストラルで
丸め込んでスリーカウント。
初防衛に成功しました。
さくらとリーの終盤の攻防は非常に見応えが有り、どちらが勝ってもおかしくない状況が続いた好勝負でした。
反面、この組み合わせを見た時には、試合の主役となるべきなのはRayと飛香だと思っていましたので、
その点には不満が残ります。
特にさくら組は今回もさくらが終始前面に出て闘っており、Rayの存在感は薄くさくらに勝たせて貰っている
印象です。
極論すれば、この闘い方ならパートナーがRayである必然性を感じません。
Rayと他選手の溝は我々が思うほどには無いのかもしれませんし、りほが言っていたさくらと他選手のつなぎ役
にもなってくれているのかもしれません。
ただこういう試合をやっていると、Rayと観客との間に有る溝は埋まるどころか、更に広く深くなっていく気が
します。