『アイスリボン#274』-1 | メドさんのマニアックな日々

『アイスリボン#274』-1

3月19日(土)は『アイスリボン#274』の観戦に、蕨まで行ってきました。


メドさんのマニアックな日々

震災の影響で12日,16日の2大会が中止となり、久し振りの大会となりました。

客入りはどうかと思ったのですが、100人を超える大入りでした。
後楽園大会直前であり、また臨時のシャッターリボン (写真撮影可能)という事も有ったと思いますが、プロレス

に対するニーズがそれだけ有るという証拠かと思います。


さくらのオープニングトークでは、被災地に対するお見舞いとプロレスに対する思いに付いて語られました。
また、義援金募集のお手伝いに大江 (旧姓中西)百重さんが、お子さんと共に来場されている事も伝えられ

ました。


選手入場ではRayを除くメンバーが参加しましたが、総勢15人は壮観です。
人気投票は、選手も観客も多く混戦でしたが飛香に決定。


選手挨拶は、つっかと宮城の宮城出身コンビが前日の19時女子でも見せていたリストバンドを付けて、元気に

行ないました。


◆エキシビションマッチ 3分間勝負
長野 レミ (0-0) たま子


練習生同士のエキシとなります。

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ゴングが鳴ってもコーナーから動かないたま子は、リング中央まで進んだ長野に「来い!」と挑発されると

「お前が来い!」。
しかし長野のエルボー一発で、やはりダウン。
以前のエキシならこれでスリーカウントだったのですが、これはツーで返し、逆に丸め込みであわやの場面を

作ります。
その後も体格,パワーで上回る長野が首投げ,ボディスラムでフォールを狙い、逆エビでギブアップを迫ります

が、たま子が3分間粘り切りポイント無しのドロー。


久し振りに登場のたま子でしたが、以前に比べると急速の進歩が見られました。
と言っても、本来ならデビューのレベルには程遠いのですが。


一方の長野はたま子の動きや予想外の粘りに戸惑っている雰囲気が強く、1ポイントも上げられなかったのは

一旦はデビュー寸前まで行った立場としては物足りなかったです。


◆第1試合 シングルマッチ 10分1本勝負
宮城 もち (4:27 うすDON→体固め) ×成宮 真希


本来は一週前にデビュー予定だった成宮ですが、一週間延期となりそのままのカードで組まれました。

水前寺 清子の「365歩のマーチ」で入場してきたのには驚きましたが、熊本出身なのかな?

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パワーの宮城に対して、成宮もバックを取ったり関節を極めたりとテクニックで応戦。フロントネックロックや

ボディシザースで攻め込みますが、ボディシザースを腕力で外され、張付け式ドロップキックも逆に返されます。
スイングスリーパーやボディスラムで攻め込んだ宮城が、最後はうすDON (開脚式フェイスバスター?)で

スリーカウントを奪いました。


成宮は体格的にもバランスが取れていますし、ファイトスタイルも正統派の雰囲気を感じさせます。
その分、現時点でのインパクトには欠けますが、徐々に個性を発揮して内藤,新田と切磋琢磨していってほしい

です。
この3人で二代目「雑草ガールズ」かな?


一方の宮城は、豪快なファイトスタイルに派手な新コスも相まって、とてもキャリア3ヶ月とは思えないインパクト

が有ります。
今回も先輩らしい試合内容に見えましたし、まだまだ不足な部分は多いですが、良い点をどんどん伸ばして

いってほしいです。


◆第2試合 タッグマッチ 15分1本勝負
○みなみ 飛香&りほ (6:10 ブロックバスターホールド) ×飯田 美花 (フリー)&石橋 葵 (フリー)


先に入場した元NEOコンビはNEOでは接点が無かった筈なのですが、「飯田!」「石橋!」「N・E・O!」と

コーナーで掛け声。
対する飛香とりほも、負けずに「りほ!」「飛香!」「I・C・E!」


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先発は、飛香と石橋の現役女子高生同士。
体重で上回る石橋が押し込み、飯田に交代。
飛香に「和田 アキ子みたいな髪型」と言われた飯田が、飛香をリング上からリング下まで追い掛け回して

ドタバタした感じになります。
両者が交代すると、石橋と対峙したりほまでが吹き出します。
*これが石橋を見た為か、それまでの飛香と飯田のやり取りを思い出したのかは分かりませんが。
りほのスピードとテクニックに石橋が付いていけないのか、敢えて付き合わなかったのか、二人の攻防が全く

噛み合わず、流れが乱れてヒヤっとする様な場面まで見られました。
飯田が登場して試合が少し立ち直り、石橋もキックを見せますが、石橋が二人を捕えて飯田が攻撃へ行こうと

した所で逆に石橋が場外へ落とされ、飛香が飯田にブロックバスター一閃,スリーカウントを奪いました。


毎回書いていますが、石橋の状態が悪過ぎます。
特に今回は対戦相手もパートナーも初という事も有ったとは思いますが、自分のペースで攻めている時はまだ

良いのですが、相手選手との攻防が全く成り立っていません。
現在は高校も春休みなのかずっと上京して練習を積んでいる様なので、練習と実戦で徐々にでも改善していく

しか有りませんが。


今回は残りの3選手もそれに引っ張られた感じで、最後までドタバタして内容の薄い試合となってしまいました。
特に飛香は最近試合毎の出来,不出来が激しいのですが、遊びに走り過ぎて悪い時の典型でした。
自由奔放が彼女の魅力では有るのですが、年齢は下でもキャリア的には他選手を引っ張る立場になって

いますし、悪い時でも最低ラインを下回らない事は心掛けてほしいです。