『アイスリボン#267』-2 | メドさんのマニアックな日々

『アイスリボン#267』-2

◆第3試合 タッグマッチ 15分1本勝負
バンビ (K-DOJO)&真琴vs 志田 光&飯田 美花 (フリー)


先発した飯田から替わった志田が真琴を押し戻して、バンビを指名。
パワーでも互角に渡り合い、優勢に試合を進めます。
再度登場した飯田ですが、バンビ組に捕まりなかなか反撃出来ません。
志田のフォローも有って漸く交代すると、替わった志田は真琴,バンビを次々に担ぎ上げるとコーナーに

叩き付けるパワーを見せ付けます。
志田が雪崩式ブレーンバスターからスリーカウントでバンビを追い込みますが、スリーカウントには至らず

飯田に交代。
飯田も河津落としからのグラウンド卍、更にドロップキック,丸め込みの連発と攻め込みますが勝利には

届かず、バンビと真琴のサンドイッチ式シャイングウィザードで形勢逆転。
バンビのフェイスバスターは返したものの、スタンディング式シャイニングウィザードでスリーカウントと

なりました。


試合後、予想以上の苦戦に苛立ったのかバンビがムチを持つと飯田に一撃。
そこへ志田が襲い掛かりましたが、セコンドが分けました。


試合を通じて目立ったのが志田の力強さで、真琴を圧倒し、一回り大型のバンビに対しても押し込む場面が

目立ちました。
アイスを飛び出して、大型の強豪選手との試合経験を積んでいくのが更なる成長につながりそうです。


◆第4試合 ICE×60選手権試合 20分1本勝負
【王者】藤本 つかさvs【挑戦者】都宮 ちい
※第11代王者初防衛戦


入場してコールを受けるつっかにちいがミサイルキックで襲い掛かり、試合開始。
ちいはつっかを場外に落とすと、椅子攻撃から走り込んでのフットスタンプ。
更にダウンしたつっかに椅子を乗せると、その上へエプロンからのフットスタンプ。
呻き声を上げながらリングインしたつっかに襲い掛かったちいは、脇固めからキーロック,更に腕ひしぎや

ストンピング,ぶら下がり式腕十字と左腕に集中攻撃を浴びせます。
5分過ぎに漸くつっかがキックから反撃。
足四の字に捕え、ちいの足にダメージを与えると共に、自身の腕のダメージを回復させます。
ここで形勢を戻したつっかは、更に足狙いでマットにちいの膝を叩き付け、ストンピングを連発。
ミサイルキックで反撃するちいに対し、つっかは膝十字で更にちいの足にダメージを刻みます。
ビーナスシュートを決めたつっかですが、ロープブレイク。
ちいもジャングルクラッチを決めますが、こちらもロープブレイク。
ちいが絶叫攻撃の連発から再度ジャングルクラッチを狙いますが、つっかも切り返して丸め込み合戦に。
最後はつっかがグラウンドの状態からちいのボディに飛び付き、そのまま丸め込むと両足もしっかりフックする

ビーナスクラッチでスリーカウント。
大苦戦のタイトルマッチを制して、初防衛に成功しました。


最近充実し安定しているちいの大健闘が光りましたが、そのラフ攻撃から左腕への集中攻撃に対し、逆に

ちいの足へ集中攻撃を仕掛けたつっかの冷静さが最大の勝因だったと思います。
自身が大きなダメージを受けている状況で無理に打撃技等で反撃せず、足四の字固めで攻めながら休んで

ダメージを回復させたのが、結果的に大きかったです。
これは過去の試合ではなかなか見られなかった事で、一段と成長した部分だと思います。
タイトルを奪った試合もそうですが、終始攻め込まれても負けそうで負けず、最後も強さを感じさせない

丸め込み技等で勝ってしまう姿は、かつての藤波を髣髴させます。
(流石に、言い過ぎかな(笑))


ちいの方からすると、序盤左腕への攻撃で流れを掴みながら、終盤の勝負所で腕攻めに行かず丸め込み技に

行ったのが、結果的には敗因になったと思います。
丸め込みはつっかも得意としていますし、頼りのジャングルクラッチも明らかに研究されていました。
座談会で「自分に何が足りないか見付け出したい」と言っていましたが、この勝負所で腕攻めに行かなかった

(行けなかった?)部分は、その一つだと思います。