『アイスリボン#237』-2 | メドさんのマニアックな日々

『アイスリボン#237』-2

◆第2試合シングルマッチ10分1本勝負
田村 欣子 (NEO女子プロレス)vs 帯広 さやか (19時女子プロレス)


NEO二冠王者で、大阪でのさくらとの防衛戦を控えた田村に帯広が挑みます。


先に入場した帯広は、脱臼癖の有る右肩にしっかりとサポーターを巻いていましたが、プロレスラーらしく試合を

しながらしっかり鍛えて治していってほしいです。
いつもと違う入場曲で登場の田村は、いつも通りリングサイドの観客とタッチしながらリングを一周して、最後は

水吹きのパフォーマンスまで披露して、会場を盛り上げました。


開始直後から奇襲を仕掛けた帯広ですが殆ど効果は無く、田村の重く激しい攻撃にダメージを重ねます。
それでも、一人で始めた変則的なロープワークや転がってからの足攻め等の意表を突く動きで田村を惑わせ,

呆れさせると、ヘッドロックと逆さ押さえ込みを織り交ぜた独特のムーブからの丸め込みであわやスリーカウント

の場面を作ります。
そこを逃れた田村が最後はDDT,コンプリートショット,チェーンリストと畳み込んでスリーカウント。


内容的には田村の圧勝でしたが、初遭遇した帯広の百戦錬磨の田村でも経験した事が無いと思われる動きに

戸惑い、苦笑まで浮かべる場面が印象に残りました。


◆第3試合タッグマッチ15分1本勝負
高橋 奈苗 (パッションレッド)&松本 浩代 (エスオベーション)
vs 大畠美咲 (エスオベーション)&真琴


奈苗と浩代のちょっと珍しい重量級コンビに挑む大畠と真琴は、「元ひきこもり」という共通点を持っており、

年齢も21歳と同じです。(学年は早生まれの大畠が一つ上)


浩代と真琴が先発しましたが、場内から起こる真琴への声援で浩代にオープニングでのショックが甦った様

でした。
奈苗の扇動で浩代への声援も起こりますが、大畠が真琴への声援を煽ると状況はまた逆転します。
奈苗を追い払った大畠組は、浩代に「不登校トレイン」から「萌え萌えニャンニャン」の連続攻撃(?)で、更に

精神的ダメージを与えますが、浩代も「プロレスは人気じゃない」と復活。
試合は、両チーム共あまり組んでいない為あまり連携は見られなかったのですが、大畠,真琴が奈苗組の

パワーに苦戦しながらも楽しそうに試合を進めていたのが印象に残りました。
やや大畠組贔屓のレフリーが奈苗をキックする場面も有り、場内からも大畠組に大きな声援が飛びました。
真琴が久し振りに場外プランチャーを決めれば大畠も綺麗に続き、終盤には真琴のトルネードクラッチ,

三田さん固めであわやの場面も作りました。
奈苗のバックドロップや浩代の東海道落としも返して時間切れ寸前まで粘りましたが、最後は少し焦った感じに

なっていた奈苗が冷蔵庫爆弾からフライングラリアットで真琴からスリーカウントを奪いました。


繰り返しになりますが、真琴がこれだけ楽しそうに試合をやっているのは久し振りに見た気がします。
結果は付いてきませんでしたが、試合後も上機嫌で笑顔を見せていたのは嬉しいです。


浩代,大畠共に、今後も継続的にアイスのリングに上がってほしい選手です。
年齢も若いですし、勿論現時点では一歩二歩先行していますが、アイスの選手達と一緒に成長していける

選手達だと思います。
対戦だけでなく、浩代はハム子との「ミートモンスターズ」や志田,つっかとのコンビ、都とのW松本や飛香との

「破壊する女」コンビも見たいですし、大畠には「元ひきこもりコンビ」の他ちいとの「腹黒コンビ」,つっかとの

「仙台コンビ」も見せてほしいです。