『アイスリボン#214』-2
◆第2試合 タッグマッチ 20分1本勝負
GENTARO (FREEDOMS)&みなみ 飛香vs CHANGO(フリー)&市井 舞
23日の後楽園でパートナー未定ながらタッグタイトル挑戦が内定している市井に対して、唯一パートナーに
立候補しているのがGENTAROですが、今回は対峙する事となり、GENのパートナーには高校の新学期が
始まっても参戦を続ける飛香,市井のパートナーには先日のジャングルクラッチ騒動等貧乏くじを引き続けて
いるCHANGOが入りました。
飛香のミックスマッチは、昨夏憧れ(?)の大家 健と「けんとひかり」を組んで以来ほぼ一年振りですが、今回は
「ゲンとひかり」?
GENとCHANGOの、パワー溢れる男子らしい攻防から試合はスタート。
市井は厳しいキックをGENに何発も叩き込んでダウンさせる場面も有り、CHANGOの打撃の強さとパワーに
押され捕まる場面の多かった飛香もハリキリキックを連発、更にはカウンターのブロックバスターで叩き付け
あわやのシーンも作りました。
最後はGENが市井を捕らえ、ブレーンバスターはカットされたもののそのままチキンウィングアームロックで
ギブアップを奪いました。
見ている方もパートナーを戸惑うような組合せだったのですが、予想以上に噛み合った好勝負となりました。
男子選手の上手さがミックスマッチでの重要なポイントであるのも、再認識した気がします。
ただ、好きか嫌いかと言われると…
◆第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負
さくら えみ&帯広 さやか (19時女子プロレス)vs 志田 光&藤本 つかさ
代表タッグとマッスルビーナスの対戦となりました。
前日欠場した帯広と日曜の試合で目を負傷した志田が心配されましたが、共に元気そうな様子で試合前は
一安心しました。
ビーナス組が奇襲を掛けてさくらを攻め込みますが、腕の絞り方が逆だったり何と無くチグハグな感じで逆襲を
受け、以降は帯広の元気さが目立ちました。
この日が24歳の誕生日の帯広は、入るといきなりつっかにドロップキックの19連発。
それだけ連発出来る様になった帯広の成長にも驚きますが、小さな身体でそれをしっかり受けたつっかも
見事です。
その後志田に対しては、今度はチョップの19連発と見せ場を作ります。
全体としては、さくらがビーナス二人の攻撃を受けながらも上手くあしらい、そのお膳立てで帯広が文字通り
自由に動き回っていた印象で、逆にビーナスタッグはそれぞれの技やコンビネーション技も出していましたが
印象は薄く、特に出番も少なかった志田の動きにキレが有りませんでした。
最後も試合権利の無いさくらが志田を場外に落とすと、返す刀でつっかにタイガードライバーを食らわせ、
KO状態のつっかを帯広が初公開のハーフハッチホールドでスリーカウント。
誕生日を勝利で飾り大喜びの帯広に対し、試合後つっかは暫らく置き上がれず、志田も下を向いた状態と
なってしまいました。
帯広の誕生日に白星をプレゼントしようとするさくらの予想以上の頑張りと帯広の予測不可能な動きに、ビーナス
二人が撹乱され調子を自ら乱していった印象を受けました。
さくらを「仮想センダイ」に仕立てたのかは分かりませんが、今日の動きだと不安が募ります。