アイスリボン#169
3月22日(月)昼はどうしようか悩んだのですが、結局つっかは不在ですが『アイスリボン#169』の観戦に行って
きました。
今回はチャンピオン祝も有ってみやここチケットで予約し、ポートレイトを貰いました。
つっか不在の大会を見るのは、昨年八月後楽園直前大会 (つっかは怪我で欠場中)以来です。
三連戦三日目ですが、今回は通常通りのさくらプロデュース大会となり、進行もいつも通りの流れで行なわれ
ました。
◆シングルマッチ 10分1本勝負
都宮 ちいvs つくし
小六つくしのデビュー4戦目ですが、デビュー戦と同じ相手で、前回のマットと異なりリングの試合となりました。
身長は若干つくしの方が高く、パワー自体はつくしの方が有りそうで、チョップの打ち合いでも威力自体は負けて
いませんでした。
ただ打たれ強さと応用力では流石にちいに一日の長が有り、つくしの丸め込み連発を凌ぐとブレーンバスター
ホールドでスリーカウント勝ち。
つくしの丸め込み技はスピードも有り正確に決まるのですが、そこまでにダメージを与えておかないとそれだけで
決めるのは難しいです。
これは一年前のちいに書いていたのと同じで、そこから打撃技や投げ技の威力を増していけば、初勝利も見えて
くると思います。
◆ICE×60選手権次期挑戦者決定戦 時間無制限1本勝負
真琴vs 志田 光
最近タッグを組む事の多い「二十歳最強伝説」ですが、今回はタイトル挑戦権を賭けての試合となります。
どちらもシングルで都に負けた事が無いだけに、ここが勝負かもしれません。
特に志田は過去「挑戦者決定戦」でことごとく負けて、未だにタイトルマッチの経験が無いだけに、ここは勝ちたい
思いが強そうです。
パワーや一発の威力では志田が勝っているのですが、攻撃が単発になり勝ちな志田に対し真琴がテクニックや
試合運びで上回り、志田が得意な筈の関節技も先に仕掛けていきました。
スリーカウント (ランニングニー)を交わされ、シダックスAも切り返され、と勝ちパターンに入れない志田に対し、
真琴がスキを突く感じで三田さん固めでスリーカウント。
自らが提唱したタイトルに、27日に挑戦する事が決定しました。
志田は今回も、タイトル挑戦にも届かず。
◆トライアングルリボン選手権試合 15分1本勝負
【王者】りほvs【挑戦者】松本 都vs【推薦者】しもうま 和美
都が試合を引っ張り (引っ掻き回し?)その分二人に攻撃されていた印象でしたが、一人がフォールの態勢に
入っても他の一人がフリーだとカットされる為、徐々に裏切り合いの混戦となっていきました。
最後は都が二人まとめてのみやここクラッチを決め、しもうまは肩を上げましたが、そのしもうまに押し潰された
形のりほはスリーカウント。
勝者が微妙だったのですが、判定は都の勝利でX60と合わせ二冠王となりました。
攻撃力の高いしもうまと結構エグい攻撃の多いりほに狙われながらも、急成長しているやられ強さと粘り強さで
耐え最後に絶対の決め技を披露する姿は、充分にチャンピオンに相応しい物でした。
X60では提唱者の真琴が次期チャレンジャーとなりましたが、こちらも提唱者でありながらベルトを巻いていない
つっかが狙ってきそうです。
◆タッグマッチ 20分1本勝負
日高 郁人(ZERO1)&大家 健(ユニオン)vs GENTARO(FREEDOMS)&さくら えみ
当初の発表では日高vs GENTAROだったのですが、良く知らないのですが色々とやり取りが有った結果「日高に
憧れてプロレスラーになった」という大家が加わり、こんなマッチメークとなりました。
必要以上に気負って突っ込んで行った大家をスカしたさくらがスクールボーイを決めると、そこでまさかのスリー
カウント。
新木場つっかvs さくらの6秒を超える僅か4秒で試合が終了してしまいました。
呆然とする日高とGENは気を取り直して再試合要求。
愚図る大家もなだめて再試合が始まるも、いきなりさくらのラ・マヒストラルであわやのシーンが。
ここは日高がカットしたものの、代わったGENも大家に一方的な攻撃。
日高登場でようやく試合らしくなりましたが、日高とGENの攻防はハイスピード,ハイレベルで、試合を終えた
ばかりの3人も含む全アイス選手がリング下から見入ってました。
大家も再登場からはプロレスらしい動きを見せますが、日高とのコンビはバラバラなまま。
日高が作った流れを大家が壊す展開が続き、最後はGENのシャープシューターに大家がロープブレイクまで
後数センチまで行きながらタップ。
ここまで来ると、大家のヘタレファイトは芸術的と言うか、神憑りと言うか。
今思い出しても、殆ど大家のやられている姿しか思い出せません。(笑)
蕨に、都に続いて二体目の神が降臨したとしか思えません。
◆座談会他
つくしが座談会で喋るのを聞くのは、今回が初めてでした。
現代っ子らしく、マイクの使い方も上手いし、喋りもしっかりしています。
「負ける悔しさを味わう」経験は今の子はあまり無いと思いますし、彼女は人間的にもどんどん成長しそうです。
勢いに乗る都は次のターゲットとして、後楽園ホールでの対戦を願う葛西 純と同じ団体のGENが持つベルトへの
挑戦を表明。
結論がどうなるかは分かりませんが、研究と努力を重ね貪欲に次を狙い続ける都の姿勢は、アイスに限らず、
或いは女子に限らず、他レスラー達に見習ってほしい部分です。
特に「研究」という部分では、彼女を上回るレスラーはいない気がします。
都自身が言っていた通り「この様な逸材を世に送り出した」映画「スリーカウント」は、賞賛されるべきかも
しれません。
今回のわらびくじは、残念ながら5等 (写真)が2本。
中身を見たら、つっかと志田が二枚ずつに都が一枚と、一日遅れのビーナス祭。


