アイスリボン#161
27日 (土)夜は蕨まで「アイスリボン#161」の観戦に行って来ました。
大阪,名古屋と遠征している間に道場の改装が行なわれ、リングの有る部分が一段掘り下げられていました。
その結果、正面席の4列以降が一段高くなって、大入りの時でも見やすくなりました。
特に4列目は見やすい感じで、試合をじっくり見るには最善かも。
改装効果や、月に一度の写真撮影OK「シャッターリボン」で有る事に加え、女子選手たちのコーチ役とも
なっているZERO1 日高選手の初参戦も有り、今年初めての100人超えの満員となりました。
またもう一つの話題としては、「サムライ TV」の取材が入っていたのですがその主役が最近話題のハム子で、
プロのヘアメイクさん等による「ビフォーアフター」を撮るとのこと。
選手挨拶は例に拠って真っ先に手を挙げた都を押し退けて、大阪,名古屋のMVPと呼ばれるしもうま
「和美ちゃん」が行いました。
◆エキシビションマッチ 3分間
星 ハム子vsくるみ
体型的には「ミニハム子」という感じのくるみですが、身体全体を使ったパワーファイトがハム子と上手く
噛み合っていました。
正式デビューしてタッグを組めば、面白いコンビになりそうです。
ただ、受身が少し不安なのと、動きにスムーズさが足りない事も有ってデビューを急ぐ必要は無い気もします。
◆エキシビションマッチ 3分間
星 ハム子vsつくし
くるみ以上に得票数を順調に伸ばしているつくしですが、体型的には細身でスピードとテクニックは上々です。
いきなりつっか張りのカサドーラで奇襲を掛ける辺りのしたたかさも、プロレス頭の良さを感じさせます。
もう一回り身体を大きくする必要は有りますが、実戦で逞しさを身に付ければ良い選手になりそうです。
二試合を通してハム子が上手く二人の良さを引き出していた印象も受けましたが、この辺は受けの強い
彼女ならではだと思います。
ただ、特にデビュー間近のつくしに対しては、もう少し厳しい攻撃を仕掛けて受けの部分を見せてほしい気は
します。
試合後ハム子は、変身に取り掛かりました。
◆第1試合 タッグマッチ 15分1本勝負
りほ&都宮 ちいvs 藤本 つかさ&みなみ 飛香
ミニチュアダックスvs. 家庭教師&受験生ですが、高校受験が終わって結果待ちの飛香に何故か勉強を
教えながらの入場となりました。
間も無く中学生となるりほが終始試合を引張っていた印象で、同い年のつくし,年下のくるみの存在が
彼女にも刺激を与えているのかもしれません。
つっかはりほを相手にすると、苦手意識も有るのかどうもやり難そうで、日高直伝のショーンキャプチャーを
仕掛け様としてりほに逆に極められたり、619も逆に決められたりと、この試合に関してはあまり印象に残って
いません。
まだシングル対戦は無いのですが、TRC挑戦も失敗したし、X60にりほが挑戦となるとピンチかも。
一方、体格では圧倒する飛香の方が攻守にフル回転で、攻め込まれていても一発の技で逆転出来る力強さが
目立ちました。
最後も飛香が、ちいにロコモーション式ブロックバスターでスリーカウント。
以前同じ顔合わせで負けたリベンジを果たし、3月1日の合格発表に期待を持たせました。(?)
◆第2試合 タッグマッチ 15分1本勝負
真琴&志田 光vs しもうま 和美&松本 都
連続してタッグを組んでいる「20歳最強伝説」に対し、大阪,名古屋とダンスでブレイクしたしもうまとそのダンスの
先生都の「かずみやこ」の一戦。
全くタイプの違う「かずみやこ」がどうなるのかと思ったのですが、しもうまの安定した力強さが有り、それに真琴,
志田が対抗する形でしたが、その中でコミカルな動きも加えながらも都が違和感無く試合に参加していたのも
印象的でした。
しもうまのマンマ・ミーアと、都の気合い入れをそれぞれ嫌がっていたのは仕方ないかな。(笑)
タッチワークとチームバランスで上回った「20歳最強伝説」が、今回も最後は真琴に勝敗を託し、志田が
しもうまをシダックスAで抑え、真琴のダブルアームスープレックスホールドで都からスリーカウント。
試合中からコーナーでへたり込む場面も有った都でしたが、最後まで諦める事無く戦い抜いたのはお見事
でした。
◆第3試合『日高 郁人壮行試合』20分1本勝負
日高 郁人(ZERO1)&さくら えみvs リボン高梨(DDT)&高橋 奈苗(パッションレッド)
一緒に練習する内に選手達のコーチ役となった日高がアメリカ遠征という事で、その「壮行試合」と位置付け
られましたが、入場時から日高の存在感は流石でした。
試合では一緒に練習する機会が多いという奈苗が大張り切りで、日高との対戦では普段以上の気合いで
立ち向かっていました。
パートナーのさくらからも厳しく扱われてリボン初参戦の洗礼も浴びた日高でしたが、中盤には最大の見せ場で
あるショーンキャプチャーも披露。
さくらがモタついた分、カットされたのが残念でした。
さくらの腰の状態も大分復活した様で、達者なメンバーによる楽しく激しいプロレスが展開されましたが、最後は
最も元気だった奈苗のナナラッカ(蕨では初めて?)がさくらに決まってカウントスリー。
日高の壮行試合は黒星となりました。
◆座談会
選手からの話が一通り終了した所で、日高の「壮行セレモニー」がスタート。
選手全員からの、卒業式を思い出させる「呼び掛け」や変身後の "ディーバ" ハム子からの花束贈呈等、
完全に引退セレモニーのノリとなりました。
実際にはアメリカで一試合やって、一週間後には帰国らしいのですが。(笑)
次回蕨登場が有ったら、大ブーイングかもしれません。
今回もわらびくじは5等 (写真)が二本で、どうも板橋のつっか私物でツキを使い果たした感じです。
ただ、その写真の中に初めてさくらが入っていたのは嬉しかったです。
サインを貰って少し話したのですが、遠征や道場改装も有って、南葛の二人とはまだ顔合わせはしていない
とのこと。
もし稽古を見る機会が有れば宜しく、とは伝えておきました。(関係者かっ!)
シャッターリボンという事で、試合後もあちこちで撮影会状態でしたが、やはり一番人気はハム子だったかも。
参加選手も多く、盛り沢山で賑やかな大会だったのですが、最後の最後にミラクルが。
特賞のキャッチボールをやっていたつっかの投げた最後の一球が、天井の照明に見事に嵌り込んで落ちなく
なりました。
体育館では定番の光景ですが、次回までには取れているでしょうか?

