風香祭新木場FINAL
12月23日お昼は、新木場1stRINGまで「FUKAMATSURI12~風香祭新木場FINAL~」を観戦に行きました。
「アイドルレスラー」或いは「痴漢を退治した女子レスラー」として、一般的知名度は現女子プロレス界でも
トップクラスの風香ですが、来年春での引退を表明しており、新木場での「風香祭」もこれがラストとなります。
プロレス大会と言うよりアイドルイベントに近いノリも有り、まずは風香がダンサーを引き連れての歌と踊りから
スタートしました。
◆15分1本勝負
カリビアン・KIM vs アントーニオ・本多
木村 響子の別バージョンと、当日まで伏せられていたイタリア系本多のミックスマッチで大会がスタート
しました。
ミックスマッチで、しかもキャラ重視でお笑いの要素が入ってしまうと、こんな感じで仕方ないかな。
本多が上手くスキを付く感じでスリーカウントを奪いました。
◆15分1本勝負
下田 美馬vs DASH.チサコ
チサコは、メインに登場する里村率いる "センダイガールズ" の選手で、小柄ですがスピードと気持ちがこもった
好感度の高いファイトを見せてくれます。
とは言え、相手が大先輩の下田では余裕を崩す所まで行かず、最後はタイガースープレックスが決まって
スリーカウント。
チサコは、経験を積めばハイスピードタイトルにも絡んできそうなキャラですし、アイスも含め色々な選手と
闘ってほしいと感じました。
この試合でチサコのセコンドに、アイスの売店要員で来ていた都宮 ちいが付いたのですが、初めて見たと
思われる周囲の観客に「あの小さくて、大声の子は誰だ?」と大受けでした。
◆柿本家ファミリー劇場(最終回)
風香&闘牛・空 vs 柿本 政秀(父)&柿本 元気(長男)
風香の父と兄が風香組と闘うのですが、二人とも身体はちゃんとしているし、予想よりは試合になっていました。
とは言え、風香ファンの為のイベントならではです。
◆松岡里果スペシャルLIVE
休憩後の最初は、風香ファミリーの歌手によるライブでした。
◆風香祭DEハイスピード タッグマッチ30分1本勝負
高橋 奈苗&藤本 つかさ vs 夏樹☆たいよう&パッション Ray
今年の秋頃、つっかのブログで質問コーナーが有り、その際に「参加したい団体は?」と質問したら「風香祭」と
いう返事が帰ってきて、ちょっと意外に思った事が有りましたが、ここで実現しました。
と言っても、試合はパッションレッド勢の中につっかが一人入り、師匠格の夏樹とは先日のNEOに続いての
奈苗を除いてはハイスピード系の選手で、試合もそういう流れになりましたが、夏樹のスピードと技の正確性が
飛び抜けており、一人タイプの違う奈苗も流石のパワーとテクニックを見せてくれました。
組み合わせ的につっかが捕まる場面が多くなり、最後も夏樹のバックドロップやイグチボムは返したものの、
トリプルたいようちゃんラ・マヒストラルでスリーカウント。
夏樹にはスピードでも技の重さでも圧倒されましたが、それ以前に身体の厚みが全く違っており、やはり一回り
身体を大きくしてほしいと願います。
また、Rayとつっかの局面になると、二人が噛み合わず、試合展開がモタつく場面が目立ちました。
確かシングル,タッグを合わせ3回目の対戦になると思いますが、タイプが似ている分やり難さが有るのかな?
「誰とやっても好勝負」というレベルには、まだまだ遠いです。
◆風香祭2009クライマックス 30分1本勝負
風香 vs 里村 明衣子
里村は、元ガイアで当時から「長与 千種の後継者」と言われ才能を高く評価されていたのですが、現在は仙台で
チサコ,石野,水波といった若手を育て、興行を行なっています。
腰を痛めての長期休業からのカムバック直後で体調はまだ不完全で、得意技であるデスバレーボムも相手を
持上げるのが不可能で封印状態です。
一方の風香はシュートボクシング等の経験も有って、かつての「最弱アイドルレスラー」の印象は全く無くなって
います。
それでも実力差は第一合から明らかで、里村が風香の得意な打撃系の土俵に入っても圧倒しました。
何とかキックで反撃を見せた風香でしたが、里村がそれを受け切るとスリーパーから三角締め(?)で絞め落とし
レフリーストップ(ギブアップ?)。
圧倒的な力の差を見せ付けました。
全体の印象としては、「風香の風香による風香 (と風香ファン)の為の大会」でした。
試合後も風香の売店に長蛇の列が出来ていましたし、ファンに取っては文句無しだと思いますが、そうファンでも
ない私だと今一つ物足りなさも感じてしまったのが、正直な所です。


