アイスリボン#124
17日に蕨まで、アイスリボン#124を観戦に行きました。
本日の対戦カードですが、英語ではなくドイツ語?(笑)
北沢でさくらが真琴からX60タイトルを奪って初の大会となりましたが、その時の宣言通りいきなりタイトル
マッチが組まれました。
現地ではNEO甲田社長が18日の伊奈大会 (真琴,飛香,つっか出場)や三田引退興行 (真琴出場)等の
チケットを売りに来ており、さくらのトーク前にミスター雁之助に続いて、セールスの案内をされていました。
■第1試合
ICE×60選手権試合 20分1本勝負
さくら えみvs みなみ 飛香
いきなりのタイトルマッチで挑戦者の一番手に選ばれたのは、舞とのコンビになってから調子も結果も
上がっている飛香でした。
とは言え、さくらとはキャリアも全く違いますし、実力的にも開きが有り、前半はさくらが胸を貸しての
スパーリングの雰囲気でした。
終盤は体格に恵まれた飛香がそのパワーを発揮し、初めて見た雪崩式カミカゼや最近の決め技ブロック
バスターで追い込みましたが勝利までは至らず、さくらのラ・マヒストラルでスリーカウント。
敗れた飛香ですが、これまで見た中でベストバウトと言える動きを見せてくれました。
減量したとは言え60Kg近いさくらを軽々と担ぎ上げるパワーはアイスでもトップですし、15歳には思えない
60Kg制限ギリギリかと思わせる長身で骨太の体型はレスラーとして魅力的です。
ナチュラルパワーを充分に活かす闘い方をマスターしたら、X60の枠を超えてトップ争いに加われる潜在能力が
有ると思います。
■第2試合
シングルマッチ 10分1本勝負
藤本 つかさvs 都宮 ちい
ここ2,3ヶ月で見たら、最も成長しているのはちいだと思っています。
飛香とは逆に身体には全く恵まれていませんが、練習と試合を重ねる事でどんどんレスラーらしくなって
きましたし、挙動不審が無くなってきたのも自信の表れかも。
一方のつっかは後楽園以降、壁にぶつかっている印象が強いです。
キャリアも一年を超え「新人」から「若手」になる所で、試合数も試合内容も厳しくなってきて肉体的にも
精神的にも、過去に経験した事の無い疲れやダメージを感じているかと思います。
また、唯一の後輩で体格でも上回り「勝って当然」と思われるちいとの試合は、過去も勝利はしても不完全
燃焼に終わっている事が多く、闘い易い相手では無さそうです。
試合では関節技にきたちいを持上げるパワーを見せたり、ヒールっぽい技を仕掛けたりとちょっと意外な面も
有ったのですが、それが必要以上の余裕からなのか、新しい面を見せたいという積極性からなのかですが、
どうも前者だったのかもしれません。
何と無く調子が掴めないまま、決め技を出す展開になる前に徐々にちいのペースに嵌っていき、最後はちいの
ウラカンラナが綺麗に決まって完璧なスリーカウント。
デビュー一年直前のちいがつっかからの初勝利ですが、今日の内容だと「番狂わせ」という印象では有りません
でした。
つっかの方は誰でもぶつかる壁にぶつかっているのかと思いますが、突き破る為には中途半端な状態で
勝つより、今回の様に負けた事が結果的にプラスになる気もします。
ここを突き破って、一回り成長してほしいと願います。
■第3試合
タッグマッチ 15分1本勝負
高橋 奈苗(パッションレッド),牧場 みのりvs 真琴,しもうま 和美
タッグタイトルを失ったナナミノの復活初戦ですが、対戦相手は現在のアイスツートップ (除さくら)と言える
コンビになります。
三田との引退試合が決まった真琴の充実度が目立った試合で、パワー溢れる奈苗,みのりに真っ向勝負しても
ひ弱さを感じさせませんでした。
しもうまとはあまり組んでいないと思うのですが、タッチワークでもむしろナナミノを上回っていました。
また、奈苗の「ショットガン・オメガ」を自力で返したのには驚きました。
終盤は真琴が奈苗を抑え、しもうまとみのりの因縁対決となり、しもうまがハーフスラムバスターからお得意の
クラッチ技で、時間切れ寸前の勝利。
前チャンピオンからの勝利で、このコンビでのタッグタイトル挑戦も面白そうなのですが、現時点ではしもうまは
ハム子とのコンビに執着していますし、真琴は三田の引退戦で一杯の模様ですので有るとしたら両方が
一段落してからかな。
■第4試合
ICE×60選手権試合 20分1本勝負
さくら えみvs市井 舞
第一試合でさくらが防衛した為、この試合もタイトルマッチとなりました。
一時期の遺恨からすると、二人がシングルをやるのは考えられませんし、喧嘩マッチになっても不思議では
無かったのですが、ラフな展開では有ってもそういう雰囲気では有りませんでした。
市井はカムバック直後のキック乱発の単調なファイトに比べたらずっと「プロレスラー」らしくなっており、
きちんと練習を積んでいる事と意識の変化を感じました。
試合はさくらが市井の土俵に入って、打撃技中心のバチバチしたファイトを展開。
市井もカムバック後のベストファイトを見せてくれたのですが、流石にさくらはそういう展開でも一枚上で、
市井の打撃技を凌ぎ切ると、再度ラ・マヒストラルでスリーカウント。
一日二試合のタイトルマッチを、共に相手の良さを引き出した上で完勝したさくらの底力と懐の深さは流石です。
*座談会から
つっかに勝ったちいが、さくらへの挑戦を表明しました。
以前の市来への挑戦は真琴に横取りされましたが、今なら文句無しだと思います。
今週末にも組まれると思いますが、好勝負を期待します。
ナナミノでタッグタイトルへの再挑戦を表明したみのりに対し、奈苗はシングルで実績を積む事を提案。
それで話が落ち着きそうだったのですが、さくらが「奈苗は華名とNEOのタイトルを獲ったので、みのりとの
チームを解散しようとしている」と茶々。
焦るみのりを奈苗がなだめ、最後の観客との握手では二人一緒に回っていました。(笑)
11月1日三田 英津子引退試合の相手を務める真琴ですが、それに先立ち10月21日,22日NEOで田村 欣子,
下田 美馬との二番勝負が予定されています。
更に23日のアイスで、奈苗とのシングルを志願。
強敵相手の三連戦となりますし、今日も宮崎 有妃との試合で、ハードな連戦となります。
試合前の売店で、サインを貰いながら三田引退戦までの激励をしたのですが、普段は殆ど感情を出さない
真琴が何とも言えない泣き出しそうな表情を見せました。
その表情だけでも、本人の覚悟とプレッシャーが只事では無い事を感じました。
サインにも「みたさん…ッ」
試合後、恒例のわらびくじを。
今回の目玉は特等の「選手の着ボイス」ですが、何と無く微妙な雰囲気が流れていました。(笑)
二回引いて、2等 (5分間トーク)と5等 (写真3枚)。
つっかとトークしましたが、試合については話し辛かったので先日行ったディズニーシーのお土産を渡して、
その話がメインになりました。
ただ、思い出すと、殆ど自分が喋っていた気が。(笑)
一方写真は「詰め替えた」という話も有ったのですが、真琴が入っていた以外は相変わらずで、再度改善を
依頼したいです。
今日は前述のNEO伊奈町大会へ行きますが、甲田社長が指定席を自由席と同じ価格で売っており、
予約していた自由席をキャンセルしてそちらを買いました。
そうした所、つっかファンがその辺に固まり「つっかシート」になりそうです。
