アイスリボン#123@北沢タウンホール-2
アイスリボン#123の後半です。
*シングルマッチ 20分1本勝負
しもうま 和美vs 米山 香織(JWP)
さくらが「現在アイスで最も信頼している」というしもうまですが、安定度は真琴と双璧ですし、気合が前面に]
出るファイトはどの団体のどんな試合に入っても、イキイキとして通用すると思います。
今回は世田谷区での試合という事で、凱旋試合ともなり働いている施設からの応援団も来ていました。
試合はいつも通り目一杯の気合いでどんどん前に出るしもうまが、得意技のドロップキックやヘッドバット,
ハーフスラムバスター,裏ハーフスラムバスター,クラッチと持てる物総てをぶつけますが、相手の米山は
現在タッグ3冠+ハイスピードの4冠王で、流石に簡単に勝たせては貰えません。
攻め疲れも出たところで、米山のジャーマンは返したものの、ダイビングセントーンでスリーカウントを聞いて
しまいました。
全力を出し切ったしもうま達雑草に対して、試合後米ちゃんからの暖かいメッセージが。
体格に恵まれず、デビュー時には苦労していながら現在は四冠王となった彼女ならではの言葉ですし、雑草達
だけで無く他の選手達にも伝わったと思います。
*シングルマッチ 20分1本勝負
ICEX60選手権試合
【王者】真琴vs さくら えみ【挑戦者】
真琴のセコンドには、引退を控えた「心の師匠」三田 英津子 (NEO)が入っていました。
若いチャンピオンにその師匠が挑戦するという構図は、かつて新日でIWGPチャンピオン藤波に猪木が挑戦した
試合を思い起こさせましたが、その時との大きな違いは今回はさくらの方が積極的だった事でしょうか。
70Kg近かった体重を、リミットの60Kgまで短時間で落としたさくらは、試合前のトークではちょっとやつれた
雰囲気でしたが、試合になると流石にしっかりと魅せてくれました。
さくらの体重が落ちた分真琴がパワーでも互角に渡り合い、試合は真琴ペースかと思われました。
初めて見たジャーマンも含め大技,小技でフォールを狙いますが、流石に本気になったさくらはスリーカウントは
許しません。
ライジングスタースープレックスは決めさせなかったさくらが、二回目のラ・マヒストラルでスリーカウント。
泣き崩れ、顔を上げる事が出来ない真琴の横で、さくらが米ちゃんと同数の4本目のベルトを掲げましたが、
この明暗が分かれる残酷さも、タイトルマッチならではです。
試合後さくらからは「この4本のベルトで、女子プロレス界を面白くする」との発言が有りましたが、一方X60に
関してはタイトルマッチ毎に減量するのが大変なのか、今後シングルの相手が60Kg以下なら総ての試合を
タイトルマッチにする、との発言も。
率直に言って、このタイトルマッチに対してはあまり肯定的では有りませんでした。
特にこうやってさくらが勝った場合、以降のタイトルの方向性が見えないという事が有ったのですが、ともあれ
保持している間は60Kg以下をキープするという意思表示と取りましたので、方向性が少し見えた気がします。
とにかく、リバウンドで体重がリミットを超えタイトル返上、というのだけは避けてほしいと願っています。
これをやると、タイトルの価値が全く無くなってしまいますので。
試合後真琴が大泣きしていた理由として、自らが制定した愛着有るベルトを奪われたのに加え、愛する三田の
引退試合にチャンピオンとして名乗りを上げられなくなった事が有ったと思うのですが、その日夕方のNEOで
引退試合の相手に真琴が決まり、彼女としては大きなモチベーションが出来たと思います。
ただ、NEOのファンが三田の引退試合として認める様な試合をやらなくてはいけない訳ですから、ハードルは
非常に高いです。
試合後は横断幕を外し、売店でつっかのお詫び(謎)ポートレイトとファンである赤城のポートレイトを買い、
それぞれサインを貰いましたが、何度か話をして写真を撮ったりサインを貰ったりしていた赤城に、まだ名前を
覚えて貰っていなかったのはちょっと残念でした。
つっかはその後田無のフットサルに移動しましたが、観戦有料であまり時間が無かったのでそちらはパス
しました。
週末の蕨とNEO伊奈大会も観戦予定ですし、ますますフットサルからプロレスファンに変わってきています。
(笑)