Animals / Pink Floyd
Pink Floyd「Animals」
A-1 Pigs on the wing (Part 1)
A-2 Dogs
B-1 Pigs
B-2 Sheep
B-3 Pigs on the wing (Part 2)
11枚目ですが、前作 "Wish you were here" とは、また雰囲気が変わりました。
哲学的な "Dark side …" ,内省的な "Wish you …" に対し、多分に社会風刺,文明批判的な性格を持った
アルバムですが、その内容があまりにも類型的だという評価も有ります。
ロジャー・ウォータース色が非常に強くなった作品で、作品も殆ど彼の手に拠る物です。
短くシンプルな傑作A-1, B-3で挟まれた3曲の大作、という構成は何と無くクリムゾンやイエスっぽいです。
音自体は前作の冗長で緩い感じに比べると適度な緊張感も有り、それぞれの曲やアルバム全体の出来は悪く
ないと思いますが、 "Dark side" や "The wall" に比べると地味な作品である事も否定出来ません。
次回は、本来なら次の大作 "The wall" なのですが、発売された頃には洋楽をあまりディープに聴かなく
なっており、とてもどうこう言えるほど聴いていませんのでパスします。(苦笑)
