アイスリボン #28-2
トーナメント準決勝
りほvs 聖菜
中二と小五の姉妹対決で、一つ間違えれば単なる姉妹喧嘩になってしまうのですが、流石に二人ともキャリアが
長いだけあって、ちゃんとプロレスになっていました。
結果は、体格、実力で上回る姉、聖菜がフィッシャーマンズスープレックスで順当勝ちして決勝進出。
トーナメント準決勝
真琴vs 藤本 つかさ
リングインと同時に藤本がドロップキックで仕掛け、試合開始。
攻める事で二試合目の不利さをカバーしたい藤本ですが、キャリアで上回る真琴が徐々に自分のペースに
引き摺り込んだ印象で、お得意のキック攻撃や関節技で藤本のスタミナを奪い、藤本の反撃のミサイルキックや膝十字も凌ぎ切って、ハイキックからダブルアームスープレックスホールドで3カウント。
試合後、悔しそうな表情で一目散に控え室へ駆け込んだ藤本の表情が印象的でしたが、真琴 (聖菜や志田も)と
比較しての最大の弱味は、身体の強さや受身を合わせた「打たれ強さ」だと感じた一戦でした。
それが身に付けば、もう一段上を狙える選手になる筈です。
同期+同期×2=?
元気 美佐恵&しもうま 和美vs 市来 貴代子&星 ハム子
年末で引退予定の元気ですが「天才たけしの元気が出るTV」出身で、対戦相手の市来は同期になります。
その後、あまり接点が無かったと思うのですが、引退直前にまた顔を合わせる事になりました。
パートナーのしもうまと星も、IRでは「市ヶ谷プロレス (仕事を持ちながらプロレスを学ぶ)」でほぼ同期に
なります。
試合は前半「苛めっ子」市来がペースを作る展開でしたが、その後元気に対して星が、殆ど通用しないながらも
がむしゃらにぶつかっていた印象が強いです。
後半はベテラン二人のフォローを受けながらIRの二人が闘う展開となり、前半飛ばした星がダメージとスタミナ
切れで、しもうまにフォール負け。
トーナメント決勝戦
聖菜vs 真琴
MV勢の頑張りも有ったのですが、決勝はIR同士となりました。
あまり詳しくは無いのですが、エリート聖菜と叩き上げ真琴という印象も有ります。
立ち上がりは腕の取り合いや投げ技といった基本技での静かな物でしたが、徐々にヒートアップ。
流石に、前の試合の元気や市来と比べるとぎこちない部分も有りますが、お互いの意地も有り見応えの有る展
開となりました。
両者のキックの応酬も、IRファンにはお馴染みなのでしょうが私には新鮮でした。
お互い得意技を出し合っての一進一退でしたが、最後は聖菜が二回戦と同じクロスフィック(?)に続いてオリ
ジナルのスクールガール2と呼ばれる固め技でフォール勝ち。見事に初代王者に輝きました。
聖菜は、流石に身体はまだ発展途上ですが、一つ一つの技のキレが良く、技のバリエーションも豊富で、相当
なプロレスセンスを感じました
伝え難いのですが、トーナメント出場者では「懐が深さ」を最も感じさせてくれました。
身体が完成したら、相当なレスラーになると思います。
真琴もチャンスが有りましたが、試合順の関係で休憩が一試合分少なく、しかも藤本と激しい試合だったのが
不利だったかもしれません。
しかし、「対人恐怖症」の「最弱レスラー」がここまで成長したのは立派でした。
試合後、聖菜は初防衛戦の相手に市来を指名して、了承されました。
次回大会で組まれるのかな?
マッスルビーナス勢に加えてゲスト選手も多く、実に23人ものレスラーが参加するという賑やかな大会になり、トーナメントや引退選手を送る試合も有り盛り上がりましたが、反面殆ど印象を残せなかった選手もいましたが、それもまた仕方ないですかね。
次回のチケット (今回と同じ下北沢)も既に買いましたので、それも楽しみです。
画像は試合後の集合写真ですが、写メのみOKでしたのでこんな画像で失礼します。
何故か、つっかの目線だけがこちらに。
客席の私に気付いてくれていたのだと妄想しています。(笑)
