A possible projection of future/Childhood's end
Al Cooperの "A possible projection of future/Childhood's end" です。
A-1 A possible projection of future
A-2 The man in me
A-3 Fly on
A-4 Please tell me why
A-5 The monkey time
B-1 Let your love shine
B-2 Swept for you baby
B-3 Bended knees
B-4 Love trap
B-5 Childhood's end
A-1のタイトルでも有る「早すぎた自叙伝」というアルバムタイトルと、特殊メイクで老人に変身したジャケットが
強い印象を与えるアルバムです。
発売当時20代後半だった彼が50歳になった自分が自身の音楽人生を振り返る、というテーマのA-1がこの
アルバムのハイライトになると思いますが、ブルース・プロジェクトやBSTの名前や自身の以前のアルバム
タイトルも出てきますし、例え年を取って落ちぶれても自分は音楽を続けて行く、という強い意思が歌われた
力作です。
その後の曲は例によって軽快な曲から重厚な曲までバラエティに富んでいますが、オリジナルに拘る事無く
縁深いボブ・ディランのA-2を歌ったりしています。
サウンド的には、初めてシンセサイザー類を使用して音の広がりが更に大きくなった印象です。
このアルバムで、ここまでの音楽を一度清算する意味合いが有ったのかもしれないです。
そう考えると、ラスト曲のタイトル (有名なSF「幼年期の終わり」と同じ)もなかなか象徴的です。
