冒険王Final決勝 | メドさんのマニアックな日々

冒険王Final決勝

昨年の決勝は熱中症でダウンする選手が出る位の猛暑の中行なわれたのですが、今年は雨が降ったり止んだりで選手達が風邪をひかないか心配でした。
今日の結果を速報します。


1. Team Westwind vs. Asai Red Rose
 Westwindは初めて見たのですが、キャプテン以外は殆ど中学生という非常に若いチームでした。試合は、雨でピッチが滑ってパスが繋がらない上に、お互いのキープレイヤーを中盤で潰し合う展開で、共に決定的なチャンスが無いまま0-0で終了。PK戦となりました。やはりこうなると闘いなれたAsaiが有利で、GKまぁこの好セーブも有って昨年に続き準決勝へ進みました。
ちなみに、Asaiに "山口 百恵" がいるのは何度か書きましたが、WestwindにはGKに "後藤 久美子" がいました。


2. 蹴竹G vs. 南葛シューターズ
 蹴竹はキャプテンで唯一のGK飛留間欠場で、普段はフィールドプレーヤーの高宮が急遽ゴールを守る苦しい展開。ところが試合は積極的にシュートを打つ蹴竹の作戦が的中。スリッピーなグラウンドやボールがシューターズGKのミスを誘い、まずシュートをファンブルしその後の処理にモタつく所をエース結城が先制点。更に結城のシュートをGKが触りながらトンネル。前半で2-0とリードしました。
後半、追付こうと攻めるシューターズですが、得意のパスで相手を崩すサッカーがピッチコンディションも有って機能せず、更に急造の筈の蹴竹GK高宮が驚くほど安定した守備を見せて得点出来ずにそのまま試合終了。今年も鬼門の初戦突破が出来ませんでした。

3. Xanadu loves NHC vs. Carezza
 昨年の決勝カードの再戦ですが、ほぼ全員揃ったカレに対し、ザナはAKBメンバーや田代不在でFP5人の陣容。これが結果に影響することとなりました。
試合自体は二強対決だけ有って非常にレベルが高く、お互い幾つか有ったチャンスも両GKがセーブし、結局0-0のままPK戦へ。このPK戦ももつれ、5人では決着せずサドンデスへ。7人目となって、ザナは殆ど試合に出ていない控えGKが蹴る事になってしまい、これを外してカレが昨年の雪辱を果たしました。


4. Fantasista vs. ミスマガジン
 久し振りに決勝T出場のミスマガですが、中心選手勝乗の欠場も有って試合開始からファンタが押しまくる展開。GK野口や立花キャプテンを中心に良く守っていたミスマガですが、ファンタ青谷のハットトリックも有って4-0に。しかし、そこから伊勢が一点返して4-1にしたのは見事でした。


5. Asai Red Rose vs. 蹴竹G
 浅井企画 vs. 松竹芸能という芸人ダービーになった準決勝の第一試合。山口,庄子の両エースが攻撃を組み立てようとするAsaiに対し、蹴竹はシューターズ戦同様GK高宮のロングフィードから前線の大熊,結城の一発狙い。実は高宮は国体,インターハイ出場経験の有るハンドボール経験者で、キャッチングもスローイングもお手の物で、これまで何故GKをやっていなかったのか不思議な経歴の持ち主でした。
後半、その執拗な高宮のロングフィードをAsaiがオウンゴール。そのまま1-0で逃げ切りました。


6. Carezza vs. Fantasista
 試合開始直後にファンタGK中島が、カレの選手と激突し退場するという波乱のスタート。結果的には、これが試合に影響したのか、一丸となったファンタに対して、カレが遠慮がちな雰囲気に。その中、ファンタサオリが2ゴールを上げ、前半で2-0とリード。後半反撃を見せようとするカレですが、何故か大黒柱の小島が登場せず。疑問を感じる展開のまま試合終了。夏に強いファンタが決勝進出へ。


7. 蹴竹G vs. Fantasista
 この決勝の組合せを予想した人は殆どいなかったのでは、と思わせる組み合わせになりました。
一旦止んでいた雨が決勝前には再び降り出したのも、試合に影響したかも。
ファンタはかりん,佐々木,青谷といった以前からいるメンバーに、サオリ,カナといった新しいメンバーを加えゴールを狙いますが、蹴竹DF中村,杉山、GK高宮の壁が破れません。対する蹴竹はこの試合も高宮のロングフィードから大熊,結城の一発狙い。その狙いがまたしても相手オウンゴールを誘い、蹴竹が先制。更に、結城が綺麗なシュートを決め2-0。ファンタもPKで一点を返しますが、その直後PKに繋がるファールを犯した大熊が貴重な追加ゴールで3-1。そのまま試合終了を迎えました。


予想大外れの蹴竹Gの優勝でしたが、狙いか偶然かは分かりませんが、他チームがパスを繋げず苦労している、フィードからの一発狙いというピッチコンディションに合ったプレーを貫いた事が、この結果につながったと感じました。
MVPは急造ながら安定したセーブとフィードを見せた高宮だと思います。
チームスタッフも、思わぬ才能開花に驚いたのではないでしょうか?


シューターズの敗因ですが、選手やスタッフの中に「勝てる」という意識による油断が試合前から有った気もしまが、そういう精神的な物以上に雨というコンディションに合ったサッカーをした蹴竹と、それをやらなかった (出来なかった?)シューターズの差だったと思います。

もし、そういった戦略面に目が行かず、精神的な物ばかりに原因を追っているとしたら、今後も優勝は厳しいと思います。

今回はスタッフも含めた、チーム全体の敗戦だったと感じました。


それと閉会式では、ちゃんと前を見て笑顔でいて欲しかったです。

力を出し切れず負けた悔しさは分かりますが、それでも前を見なければ先は見えないのだから。